三田

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提言書を森哲男市長(左)に手渡す中瀬勲座長=三田市役所
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提言書を森哲男市長(左)に手渡す中瀬勲座長=三田市役所

 里山を保全・活用する条例の制定に向け、兵庫県三田市が学識者らを集めて設置した懇話会がこのほど提言をまとめた。環境学習やエコツーリズムなど現代に合った方法で里山を利用しながら、生物多様性を守る方針を明記。座長を務めた中瀬勲・県立人と自然の博物館館長が森哲男市長に提言書を手渡した。市は提言を踏まえ、2018年の条例制定を目指す。

 懇話会は大学教員や市民団体代表ら計6人で構成し、17年度に2回開催した。

 市域の65%を占める森林は、かつて木材生産など人が利用することで多様な生態系が維持されていた。しかし1960年代以降、人が山に入らなくなり、放置林が増加。市民ボランティアなど約20団体が保全に取り組むが、高齢化などで担い手不足も進んでいる。

 提言書では農村部だけでなく、ニュータウンの緑地も三田ならではの「里山」として広く捉えた。生物多様性を基盤として、観光や地域活性化にも里山を生かすよう求めている。

 具体的には、特産の母子茶やウド小屋などのPR、古民家や地場産食材を使ったレストランなどビジネスモデルの構築を提案。里山保全について学ぶ市民向けの講座、間伐材の有効活用なども挙げている。

 中瀬座長は「里山には多様な可能性がある。新しい形で活用しながら、継続的に保全できる仕組みが必要」とした。市は提言を基に条例案を作成し、18年4月以降に市民意見交換会も開催する。(神谷千晶)

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