三田

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地震に強いタイプに交換された水道管=三田市内(同市提供)
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地震に強いタイプに交換された水道管=三田市内(同市提供)

 兵庫県三田市西部のニュータウン「カルチャータウン」で、水道管(延長12・8キロ)の耐震化率が0%であることが、市への取材で分かった。造成時に主流だったタイプの管が使われているが、現在の耐震化基準には適合していないという。市は老朽化した管から順次交換していく方針だが、約40年とされる耐用年数に達するのは早くても約10年後。当面は全く耐震化されていない状態が続く見込みだ。(山岸洋介)

 カルチャータウンは県が1988~91年ごろ造成。街びらきは市内のニュータウンで最も遅い92年で、入居に合わせて順次、水道管の管理が県から市へ移管された。

 カルチャータウンは計画人口が6千人と小規模なため、県は75~300ミリと小口径の水道管を採用。当時主流の一つだった「A形」というタイプの継ぎ目が選ばれ、市も敷設前に了承していた。

 しかし、大規模な断水被害が生じた阪神・淡路大震災を受け、国が基準を変更。基幹となる管路は震度6強~7相当の揺れに耐えられる必要があり、A形は使えなくなった。

 カルチャータウンの水道管は基幹管路ではないが、市は同じ水準を満たさなければ「耐震化済み」とみなしていないという。

 カルチャータウンより前に造成された市内のニュータウン(民間開発を除く)は耐震化率が24~41%。基幹管路に使われている「K形」という継ぎ目は現在の基準も満たすため、基幹管路に限れば、ほぼ完全に耐震化されている。

 市は管の更新に合わせ、地震に強い「耐震管」に取り換えていく方針。だが一方で、ニュータウンのインフラ施設について「更新時期が重なって一度に多額の費用がかからないよう、長寿命化を図る」という指針も示しており、耐震化が足踏みする可能性もある。

 耐震化には水道管1キロで数千万~1億円ほどかかるケースもあるため、財政面でも順調に進むかどうかは不透明だ。

 市上水道課は「もし地震で断水しても、給水車など応急的な対応でまかなえる」と説明。耐震化の達成時期や数値目標は現段階では示していない。

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