三田

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かつては毎年80人以上の卒業生を送り出してきた松が丘小。2017年度の卒業児童数は21人だった=三田市川除
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かつては毎年80人以上の卒業生を送り出してきた松が丘小。2017年度の卒業児童数は21人だった=三田市川除
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 今年3月に兵庫県三田市内の20小学校とひまわり特別支援学校小学部を卒業した児童が計931人となり、27年ぶりに千人を下回ったことが、市教育委員会への取材で分かった。市はニュータウン開発を背景に1987年から10年連続で人口増加率日本一を誇り、ピークの2000年度には1912人が卒業。その後、児童数は減少に転じ、各校では集団登下校の地域割りやクラブ活動の種類を見直すほか、空き教室の使い道が課題になるなど学校運営にも影響が出ている。(山脇未菜美)

 三田市では81年、大阪や神戸・阪神間のベッドタウンとして北摂ニュータウンへの入居が始まった。子育て世代で移り住む人も多く、各地で小学校が次々に開校。82年の武庫小(武庫が丘4)を皮切りに、95年のゆりのき台小(ゆりのき台4)まで11校が新設された。86年度まで3千人台で推移していた児童数も急増し、95年度には1万人を突破した。

 人口が頭打ちになって以降は児童の減少に歯止めが掛からず、17年度の児童数は6057人になった。卒業生も90年度の924人と同水準になった。

 ニュータウンの学校をみてみると、93年度に1100人規模だった狭間小(狭間が丘4)の児童数は、17年度には5分の1の220人にまで減少。子どもの安全を守るため、各地区に分けて集団登下校の班をつくっていたが、人数が少ない地区が出てきたため、毎年、班を見直している。

 児童数がピーク時の5分の1になったつつじが丘小(つつじが丘南3)では、かつては約40人いた教員が半数に減少。クラブ活動や委員会の種類も減らして対応している。空き教室も増え、現在は使っていない教室が9室、少人数授業などのため数時間だけ使う部屋も9室ある。空き教室を活用しようと、地域団体への貸し出しも行っている。

 一方、96年度には1学年4~5クラスあったという弥生小(弥生が丘2)では全学年が1クラスになった。交友関係が狭くなるため、1~6年で行う行事や地域との交流を増やしている。小山浩和校長(58)は「子どもの人数が少ないからこそできることもある。いろんな可能性を探っていきたい」とする。

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