三田

  • 印刷
監禁事件の対応について会見で説明する森哲男市長=三田市役所
拡大
監禁事件の対応について会見で説明する森哲男市長=三田市役所

 長男(42)を自宅のおりに閉じ込めたとして父親の山崎喜胤容疑者(73)=兵庫県三田市広沢=が逮捕された事件で、三田市の森哲男市長は10日の定例会見で、事件後初めて公式に取材に応じた。森市長は市側の一連の対応について検証する第三者委員会の設置を表明し、市が1月に虐待を認識しながら県警への通報が約1カ月遅れたことや、20数年間にわたり長男の状況を把握できなかった点について「見直し、改善し、反省すべき所を整理したい」と述べた。

 通報の遅れについて森市長は「職員から連絡を受け、県警への告発について議論した。家庭環境が激変するよりも家族の安定が望ましいという現場の声を尊重し、タイミングを見て県警に情報提供するよう指示も出した。その時点では、適切な対応だった」とした。

 ただ、「通報遅れが1カ月という長期間の上、他のやり方もあったという批判がある。真摯に受け止めて検証する」と話した。

 第三者委の立ち上げ時期や規模は未定だが、「県の協力を得て、できる限り早く体制をつくる」とし、学識者のほか障害者団体の代表らをメンバーにする意向を示した。

 長男が20年以上、おりで生活していた状況を把握できなかったことについて「地域との交流がなかったことは非常に大きな問題」とし、「時代に合わせて法律は変わっているが、行政の支援は追いついていない」と指摘。第三者委では地域の関わり方を含めて検証するという。

 一方、同日の市議会福祉教育常任委員会では、市幹部が事件の経緯や市の対応を報告。市議から「明らかな虐待を放置している。監禁を手助けしたと捉えられかねない」など厳しい意見があった。高見智也健康福祉部長は「私自身の判断が甘かったのかもしれない」と、対応の不備を認めた。

三田の最新
もっと見る

天気(9月21日)

  • 27℃
  • ---℃
  • 60%

  • 26℃
  • ---℃
  • 70%

  • 25℃
  • ---℃
  • 60%

  • 26℃
  • ---℃
  • 70%

お知らせ