三田

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 北摂情報文化懇話会(事務局・神戸新聞北摂総局)の4月例会が20日、兵庫県三田市けやき台1の三田ホテルで開かれた。神戸大大学院の簑原俊洋教授が「『規範を打破した大統領』トランプ政権と現在の国際政治情勢」と題して講演した。要旨は次の通り。

 トランプ大統領の支持率は就任1カ月後が44%、1年後が39%、そして1年3カ月たった現在が40%と、低位だが極めて安定している。彼は4割の中核的な支持者に向けた政策を打っており、こんなに分かりやすい大統領は過去にいない。

 日米の経済交渉も、環太平洋連携協定(TPP)のような多国間ではなく、2国間交渉に持ち込めば、有利な条件を引き出せると分かっている。日本は安全保障を米国に頼っているからだ。18日の日米首脳会談の成果が見えないのは、2国間交渉や市場開放の協議に応じるといった安倍首相の「手土産」がなかったから。大統領としては、譲歩することは何もない。

 今の日米関係には外交の幅がない。トランプ大統領を批判せず、日米友好を演じるほかない安倍首相の姿は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が中国の習近平国家主席に会いに行く姿と重なる。一方、日本は中国との経済的利益を狙い、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に近づこうとしている。日本外交がどこに向かっているのか、分からない。(まとめ・高見雄樹)

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