三田

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車いすでイチゴ狩りを楽しむ高齢者=ながしお農場
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車いすでイチゴ狩りを楽しむ高齢者=ながしお農場
垂れ幕を飾ってかわいらしい雰囲気にしたビニールハウスの入り口=新さんだ農園いな岡
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垂れ幕を飾ってかわいらしい雰囲気にしたビニールハウスの入り口=新さんだ農園いな岡

 兵庫県三田市内5カ所のイチゴ農園が連携し、客の満足度を上げる「プレミアム戦略」を進めている。ファンを増やすための接客や誰でもイチゴ狩りを楽しめるバリアフリー化に力を入れ、「30分間の感動体験」を合言葉に切磋琢磨する。今年から旅行会社と組んで団体ツアー客の受け入れも始め、「三田いちご」の定着とブランド化を目指している。

 市内の観光イチゴ園は約10年前、かさやいちご園(上相野)と稲鍵ファーム(末)が開園。現在は、ながしお農場(沢谷)▽原田いちごファーム(尼寺)▽新さんだ農園いな岡(福島)-が加わり、5カ所に増えた。いずれも30分間の食べ放題が楽しめ、毎年1~6月上旬のシーズン中に数万人が訪れる。

 近くには神戸市北区の二郎や大沢などの産地がある。三田は横のつながりを強化して差別化を図ろうと、今年から代表者5人による「観光いちごグループ」をつくった。

 イチゴは客の予約に合わせて収穫量を調整できない。グループでは生育状況に応じて、客を紹介し合うことにした。「赤くて甘いイチゴに囲まれる想像と期待を裏切らないために必要だった」と、ながしお農園の永塩有さん(44)。これまでは実の少ない時は予約を断ることもあったという。

 客を紹介し合う仕組みができ、今年から旅行会社の団体客を受け入れ始めた。JA兵庫六甲が調整し、6月上旬の営業終了までに約2千人が訪れる予定だ。

 ほかにも、各園では地上1メートルほどの位置にイチゴができるように栽培し、車いすやベビーカーでも利用しやすい点をアピールしている。

 新さんだ農園いな岡は接客に磨きをかける。「イチゴが大きくておいしいのは最低条件。『雰囲気がいい』と感じてもらいたい」と語る代表の稲岡英明さん(39)は、大手コンビニチェーン本部の元社員。従業員の配置や客への話し方などをスタッフに徹底した。「イチゴ狩り人気をブームで終わらせないために、三田の特長をアピールしてファンづくりを進めたい」と話す。(高見雄樹)

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