三田

  • 印刷
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 兵庫県三田市は21日、2027年度まで10年間の財政収支(一般財源ベース)の見通しを発表した。19~24年度は、過去の借金返済などで単年度決算の赤字が続くと見込む。ただ、行財政改革を進め、24年度までで単年度赤字の最高額は昨年公表した12・3億円から6・6億円に圧縮される見通しだ。25年度以降は黒字化するが、次の大規模投資もあり「予断を許さない状況は続く」(市財政課)という。

 市は16年度から、今後10年間の財政見通しを公表し、翌年度の予算編成に生かしている。推計の前提として、市の貯金に当たる財政調整基金などからの繰り入れ(貯金の取り崩し)は19年度からゼロにする。

 歳入では、高齢化で納税者の所得が減り、27年度の市税は17年度見込みに比べて7・2%減の163億円となる。国からの地方交付税も伸びは見込めない。

 歳出では、人口増加時の公共施設整備に充てた借金の返済が、17年度の47億円から27年度には24億円に減る見通し。このため、返済負担が軽くなる25年度に財政収支の黒字化を見込む。

 公共施設の維持には今後30年間に約2500億円が必要と見積もり、施設の統廃合を進めても、増大する改修・更新費用の確保が必要になる。市は31年度にも、改修・更新のための新たな基金を設置する方針だ。

 建て替え時期が迫るクリーンセンター(香下)や、再編を視野に入れた議論が始まった市民病院(けやき台3)への大型投資は含んでいない。こうした案件の決定時期によっては、借金返済中に新たな借金を抱える事態になりかねない。

 森哲男市長は「教育など将来への投資はメリハリをつけてやっていく」とした上で、公共施設の統廃合には「きめ細かい議論を進め、施設の代替策や今後の見通しを早めに伝える」と話した。(高見雄樹)

三田の最新
もっと見る

天気(6月21日)

  • 26℃
  • ---℃
  • 20%

  • 30℃
  • ---℃
  • 20%

  • 26℃
  • ---℃
  • 10%

  • 28℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ