三田

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お年寄りの話を丁寧に聞くひだまりの細見晃次さん(右)=三田市内
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お年寄りの話を丁寧に聞くひだまりの細見晃次さん(右)=三田市内

 引きこもりがちな高齢者らの話し相手になる市民グループ「ひだまり」が7月、傾聴ボランティアの養成講座を始める。兵庫県三田市内では、市人口の約半分を占めるニュータウンの高齢化が急速に進んでいるため、地域ぐるみでお年寄りを支えようと企画した。講座は8月末までの計5回で、メンバーは「悩みや不安を話せる人がいると心の救いになる」と参加を呼び掛ける。

 「新聞を読んで、小説を朗読したCDを聞くのが頭の体操ですわ」

 「それは、お元気な秘訣ですね」

 5月中旬、市内のサービス付き高齢者向け住宅。男性(95)が次々と展開する話に、ひだまりの細見晃次副代表(70)が笑顔で相づちを打つ。

 男性は1年前から同住宅で生活。しかし新しい環境になじめず、ひだまりの利用を始めた。この日は1時間ほど談笑。男性は「誰とも話さない日もあったから、ありがたい」と喜ぶ。

 グループは2002年、市社会福祉協議会が主催するボランティア講座の受講者らで結成した。現在は17人で活動し、月1回、話し相手を必要とする高齢者や障害者の自宅や施設を訪れる。17年度は30~90代の16人が利用し、活動は計381回に上った。

 三田市の高齢化率は4月末時点で23・0%。市の推計では、40年には36・4%になる見通しで、高齢者の増加に伴い、傾聴ボランティアの需要も増えるとみられる。

 利用者の中には、悪口や自慢話、同じ話を繰り返す人もいる。でも、絶対に否定はしない。相手の気持ちを受け入れるのが鉄則だ。代表の竹川佳代子さん(69)は「最初は用心深い人も、何回も訪問すると表情が柔らかくなる。心が元気になれるお手伝いができれば」と話す。

 講座は7月7、21、28、8月25日に市総合福祉保健センター(川除)で開催。8月には別に同市下相野の特別養護老人ホーム「さんすい園」で実習を行う。受講料は5回で500円。講師は兵庫県対人援助研究所を主宰する稲松真人さん。定員30人で希望者は6月25日までに電話などで申し込む。市ボランティアセンターTEL079・564・0410

(山脇未菜美)

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