三田

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枝から葉が生えず、おかしな見た目になったクスノキ=三田市川除
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枝から葉が生えず、おかしな見た目になったクスノキ=三田市川除

 兵庫県三田市川除、JA兵庫六甲の農産物直売所「パスカルさんだ一番館」近くの歩道を歩いていると、おかしな形のクスノキ5本ほどが目に入った。幹の部分に葉が密集し、枝は寒々しく空に向かって伸びている。周囲を調べるとさらに10本ほど見つかった。昨年は普通の木だったのに、いつの間にか姿が変わったようだ。でも一体、どうして?

 木の診断や治療を行う樹木医の小西朋裕さん(49)=同市=に見てもらった。クスノキを見上げ、「ああ、枝はもう死んでますね」と小西さん。クスノキは寒さに弱く、秋や冬にせん定し過ぎると、寒さに耐えられず枝が枯れてしまう可能性があるという。

 クスノキを所有するJA兵庫六甲三田支店によると、日常の手入れは業者に頼んでいて、昨年は6、8、11月にせん定を行った。今年5月ごろから、幹の部分に葉が茂るなど異様な見た目が目立ち始めたという。

 この冬の三田は例年よりも寒かった。気象庁の統計によると、1日の平均気温は1月が平年を0・8度下回る1・5度で、2月も平年以下だった。1月は31日間のうち28日で最低気温が氷点下を記録。水道管の破裂も頻発し、2月には氷点下9・2度まで落ち込んだ日もあった。

 小西さんは「今年は特に寒く、クスノキが越冬に必要なエネルギーを蓄えられなかった」と説明する。

 ただ朗報もある。小西さんによると、木の幹は生きているため、鮮やかな緑色の葉はこれからも成長する。今後も肥料などを与えて手入れを続ければ、新しい枝が伸びてそこに葉が茂り、元の姿になるという。

 「確かにこの冬は寒かったが、今ごろになって影響が現れるとは…」と同支店の担当者。しばらく業者に任せて様子を見守るという。(山脇未菜美)

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