三田

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旧満州での戦争体験を語る宝田明さん=市総合福祉保健センター
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旧満州での戦争体験を語る宝田明さん=市総合福祉保健センター

 戦争の記憶を語り継ぐ催し「平和を考える市民のつどい」が5日、三田市総合福祉保健センター(兵庫県三田市川除)であった。少年時代を中国東北部の旧満州で過ごした俳優の宝田明さん(84)と、三田で空襲を経験した中嶋宏次さん(81)=同市=が登壇し、戦争体験に約300人が耳を傾けた。(門田晋一)

 8月の「平和について考える市民月間」に合わせ、三田市などでつくる実行委員会が毎年開いている。

 宝田さんは父親が南満州鉄道で務めていたため、旧満州・ハルビンで育った。終戦後、貨物列車でシベリアに移動させられる関東軍にいた兄を捜しに行き、ソ連兵から銃撃を受けたという。

 腹部から出血し、2、3日後には傷口がうみ、元軍医に熱した裁ちばさみで除去してもらった銃弾は、鉛の弾丸だったといい、「鉛中毒で命を落としていたかもしれない。ソ連も撃った兵士も許せない」と怒りをあらわにした。

 戦後73年を振り返り「1人の人間の命は地球よりも重い。愛する人を戦争で殺すような選択をしてはならない」と締めくくった。

 また、1945(昭和20)年7月19日に米軍機2機の機銃掃射で三輪国民学校の児童4人と農家の女性1人が犠牲になった三田の空襲を経験した中嶋さんは「家の近くで農作業中の女性が撃たれた。家の軒先で寝かされているのを見て、なんてむごいことだと思った」と振り返った。

 最後に参加者が市総合文化センター・郷の音ホール(天神1)の芝生広場にある「平和の鐘」を鳴らし、20羽のハトを空に放った。

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