三田

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展示資料を紹介する高田義久さん=三田市立図書館
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展示資料を紹介する高田義久さん=三田市立図書館
白洲次郎の家族を撮影した写真なども並ぶ=三田市立図書館
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白洲次郎の家族を撮影した写真なども並ぶ=三田市立図書館

 旧制神戸一中(現神戸高)を卒業し、戦後の日本復興に貢献した実業家・白洲次郎(1902~85年)の生涯をたどる企画展が、そのルーツでもある兵庫県三田市で開かれている。昭和の混乱期を陰で支えた生きざまを資料にまとめて紹介。父に宛てた手紙や白洲家から同市に寄贈された家族写真の複製など約20点も並ぶ。24日まで。

 白洲家は三田藩に仕えた儒学者の家系。次郎は、綿貿易で富を築いた父・文平の次男として現在の芦屋市に生まれた。旧制中学時代から高級外車を乗り回すなど破天荒なエピソードは数多い。17歳の時に英国のケンブリッジ大に留学し、海外の生活を謳歌した。

 26歳で帰国し、流ちょうな英語を生かして吉田茂元首相の側近として活躍。相手が誰だろうとはっきりと意見する性格で、連合国軍総司令部(GHQ)との交渉で高圧的な要求をはねつけるなど、「従順ならざる唯一の日本人」とも言われた。現在、心月院(三田市西山2)に墓が残る。

 今回の展示は、三田ゆかりの人物を研究する「市郷土先哲顕彰会」の高田義久さん(77)=同市=が企画。GHQ最高司令官マッカーサーが昭和天皇からのプレゼントをぞんざいに扱ったため怒鳴ったり、自身が理事を務める軽井沢ゴルフ倶楽部に、会員ではない田中角栄元首相とアメリカ大使が突然訪れたためプレーを断ったり-など、人柄が分かる逸話も紹介している。

 高田さんは「次郎がいたから、戦後の日本の道筋が立った。“日本一かっこいい男”と呼ばれる生き方を感じてほしい」と話している。会場は同市南が丘2の市立図書館。無料。午前9時~午後8時。同館TEL079・562・7300

(山脇未菜美)

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