三田

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薬の原料や製造した医薬品を検査する試験室。多くの検査機器が並ぶ=沢井製薬三田工場
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薬の原料や製造した医薬品を検査する試験室。多くの検査機器が並ぶ=沢井製薬三田工場
清浄度の高い空気の中で薬を作るため、厳重な服装で作業する社員=三田工場
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清浄度の高い空気の中で薬を作るため、厳重な服装で作業する社員=三田工場
2017年に製品の出荷を始めた最新鋭の三田西工場
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2017年に製品の出荷を始めた最新鋭の三田西工場
神戸新聞NEXT
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 身の回りにあふれるモノ。それらは誰かが心を込めて作っている。兵庫県三田市内やその周辺には、ものづくりの様子を公開している工場や施設も多い。全国に発信される「いいモノ」を生み出す現場が見たい! 市内と近郊の5カ所を訪ねた。(高見雄樹)

 まるで白い銃弾のようだ。小さな錠剤がパラパラと、ものすごい速さで生み出される。別の工程では、金属製フィルムにテンポ良く錠剤が包み込まれた。

 工業団地「テクノパーク」(三田市テクノパーク)にあるジェネリック医薬品(後発薬)大手、沢井製薬(本社・大阪市)の三田工場は、高血圧症や糖尿病などの治療薬を製造する基幹工場。年間の製造能力は48億錠に上る。ここで作られた薬は近くにある包装専用の三田西工場に専用容器で運ばれる。

 「患者さんの体内に入るので、何より丁寧に作っています」と、同工場管理部マネージャーの男性(51)。原料を仕入れてから錠剤が完成するまで、2~3カ月かかるという。

 後発薬の価格は新薬の半分以下。増え続ける医療費を抑えたい政府の方針で、需要の拡大が続く。

 「安いから適当に作っているのでは-と、思われるかもしれない。だから多くの人に現場を見てもらい、納得してほしいのです」と力を込める。詳しく知りたい見学者には、製造担当の社員が同行する熱の入れようだ。

 まずは三田工場へ。白衣を着てネット状の帽子をかぶり、ほこりを落とすエアシャワーを浴びる。

 透明な壁の向こうでは、銀色に輝くさまざまな機械が静かに動いている。原料を混ぜる整粒機、粉を押し固める打錠機、苦い薬を飲みやすくするために表面を覆うフィルムコーティング装置-。

 猛スピードで動いたかと思うと、乾燥工程ではじっと待つ。動と静を繰り返し、錠剤ができていく。

 すぐ近くの三田西工場に移る。検査部門のフロアには薬の溶け方を調べる装置がずらり。全ての薬は出荷前に成分の効果などをサンプル調査する。

 その先には最後の工程、包装ライン。「ここが西工場のメイン。汚れや欠けを検査し、1分間に6千錠を包装できます」と、管理課の女性(34)が教えてくれた。

 出来上がった薬は、三田から全国の患者に届けられる。

【メモ】三田工場(三田市テクノパーク2の1)は「打錠」、2017年稼働の三田西工場は「包装」工程が見どころ。10年間で8千人以上が訪れた。見学時間はそれぞれ約1時間。三田工場TEL079・568・4927。三田西工場TEL079・558・7200

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