三田

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弥生が丘自治会が始めたイエローチョーク作戦。犬のふんを丸で囲み、見つけた日時を書く=弥生が丘3
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弥生が丘自治会が始めたイエローチョーク作戦。犬のふんを丸で囲み、見つけた日時を書く=弥生が丘3

 路上に放置された犬のふん(フン害)を減らそうと、兵庫県三田市の弥生が丘自治会(約1100世帯)が9月、「イエローチョーク作戦」を始めた。住民にチョークを配り、散歩の途中で路上のふんを見つけたら、丸で囲んで日付と時間を書いてもらう。市内では初の試み。ふんを持ち帰らない飼い主に「みんなが見ているぞ」というメッセージを送り、マナー向上につなげる。

 黄色のチョーク2本を袋に入れ、これまでに住民50人に配った。年内には100人ほどに増やしたいという。

 同自治会には「家の前にふんが放置されていた」などの苦情が常に寄せられている。高齢者が大きなふんを踏んで滑り、転倒したこともあった。安全で衛生的な街にしようと、フン害への有効な対策を求めて5月、市環境衛生課に相談し、イエローチョークを試すことになった。

 同課によると、従来は立て看板による啓発だけだった。2010年から、持ち帰りを促す言葉を書いた札をふんのそばに貼り付ける「イエローカード作戦」を弥生が丘を含む約15の区や自治会で展開。ただ札などを持ち歩く手間が敬遠され、普及していないという。

 イエローチョーク作戦が軌道に乗れば、同課は他の自治会にも導入を呼び掛ける方針。「無理のない範囲で、活動を長続きさせてほしい」とする。

 イエローチョークは京都府宇治市環境企画課の柴田浩久さん(52)が、駐車違反の取り締まりをヒントに16年1月から始めた。観察すると同じ犬が毎日同じ時間に、同じ場所でふんをすることが多く、解決策として市民に提案するとフン害が減ったという。

 柴田さんは「チョークを持つ人が犬の飼い主とあいさつを交わすなど、活動を通じた住民同士のつながりも生まれている」と言う。

 弥生が丘自治会長の笹倉延理さん(67)は「昔から全国どこにでもある問題だけに、悩んでいる人は多い。まずはチョークを持って歩いてくれる人を増やしたい」と話している。(高見雄樹)

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