三田

  • 印刷
製造が進む三田市消防本部に納入されるはしご車=モリタ三田工場
拡大
製造が進む三田市消防本部に納入されるはしご車=モリタ三田工場

 消防車製造最大手のモリタ(本社・大阪市)は、兵庫県三田市消防本部が22年ぶりに購入するはしご車を三田工場(テクノパーク)で組み立てている。9月中旬には最も重要な「はしご」を車体に取り付けた。三田在住の製造担当者は「わがまちのはしご車」に、いつも以上の思いを込める。

 はしご車の車体は長さ11・4メートル、幅2・4メートル、高さ3・5メートル。はしごの先端が屈折する最新型で、活動範囲がより広くなる。本体と装備品を合わせた価格は約2億2千万円。11月上旬までに完成する。

 はしごは細長い鉄板を大型プレス機で曲げ、溶接を繰り返しながら作り上げる。車体への取り付け作業は約2時間。4カ月かけて作った重さ3トン、畳んだ長さ11メートルのはしごを、天井のクレーンで車体の上に運んだ。今後1カ月かけて配線など残りの工程を進める。

 三田工場は日本の消防車の半分以上を製造する。中でも、高い技術が必要なはしご車は9割以上が三田製だ。海外向けを含め、年間約90台のはしご車を製造している。

 同工場は1993年、はしごの専用工場として開設。その後に拡張し、車両を含めた一貫生産を始めた。工場長の小川進さん(53)は「25年間生産を続けた地元に納入できるのはうれしい」と話す。

 はしご作りを担当する製造二課長の松永勝己さん(53)と係長の田中耕平さん(36)の2人は三田市民。「地元で出動する機会がないことを願うが、いざとなればしっかり任務を果たしてもらいたい」と表情を引き締めた。(高見雄樹)

三田の最新
もっと見る

天気(12月17日)

  • 14℃
  • ---℃
  • 20%

  • 12℃
  • ---℃
  • 60%

  • 15℃
  • ---℃
  • 10%

  • 14℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ