三田

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フェンシングの世界ベテラン選手権に出場する西岡陽子さん=弥生小学校
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フェンシングの世界ベテラン選手権に出場する西岡陽子さん=弥生小学校

 兵庫県三田市の主婦西岡陽子さん(50)が8~14日、イタリアで開かれるフェンシング大会「世界ベテラン選手権」の女子サーブルに日本代表として出場する。フェンシングを始めた長女の練習相手になろうと剣を握って1年弱。辞退者による繰り上げ出場だが、「まさか自分が日本代表になるなんて…。でも出る限りは全力でやりたい」とやる気満々だ。

 子どもの頃から裁縫や料理が好きで、高校はアナウンス部、大学は箏曲部に所属していた。「根っからの文化系。運動は全く駄目でした」。そんな西岡さんをフェンシングの道へ引き込んだのが、小学2年で競技を始め、今年の全国大会女子エペを制した小林聖心女子学院中学校(宝塚市)1年の瞳さん(12)だ。

 関西での試合はコーチが付き添ってくれるが、5年から出場するようになった大会には親子2人で向かう。ある日、他の選手がコーチらとウオーミングアップする中、心細そうに座っている瞳さんを見て、西岡さんは「一緒にやろうか?」と声を掛けた。西岡さんが的に見立てたリュックサックを左右に動かし、瞳さんが剣で狙う独自の練習法だったが、瞳さんは「気が紛れたし、体もよく動くようになった」と振り返る。

 瞳さんのために「もっと強い練習相手になろう」と、防具を着て突かれるだけでなく、1年ほど前から大阪市の教室に通い始めた。

 「突きたいところに突けないし、剣が向かってくるのも本当に怖い。でも勝っても負けても楽しい」。競技の難しさを体感する一方、3分間という短い試合時間の中で駆け引きに勝ち、ポイントを奪えた時の気持ち良さが格別だった。

 ベテラン選手権は50歳以上が対象。大会名の通り競技歴の長い選手が多い。国内予選では女子サーブルに6人が出場し、西岡さんは5位だった。上位4人が世界大会に進むが、辞退者が出たため西岡さんに出場機会が巡ってきた。

 イタリアには瞳さんも応援に向かう予定。西岡さんは「自分が経験したことを共有して、娘の成長につながればうれしい。一番はやっぱり娘のサポート」と話している。(山脇未菜美)

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