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生徒を前に自身の体験や思いを語る一井彩子さん=上野台中学校
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生徒を前に自身の体験や思いを語る一井彩子さん=上野台中学校

 23年前に集団暴行事件で長男を失った一井彩子さん(59)=堺市=がこのほど、上野台中学校(兵庫県三田市志手原)で講演し、全校生徒132人に被害者の苦しみや命の大切さを語り掛けた。

 同校が毎年開く防犯教室の一環。一井さんの長男勝さん=当時(15)=は1995年、顔見知りの少年4人から角材で殴られるなどの暴行を受けて亡くなった。

 講演で一井さんは、事件の悲惨さや病院で対面した変わり果てた姿などを振り返った。事件後は2人の娘や勝さんの友人に支えられたとしながらも、「生きていたら結婚して、子どもを授かっていたかもしれない。命を奪ったことは絶対に許せない」と胸の内を明かした。

 自身の経験から「犯罪は身近で起こる」とした上で、「痛みを考えることができれば、加害者にはならない。加害者がいなくなれば被害者はゼロにできる」と訴えた。

 生徒会長の3年大内紗菜恵さん(15)は「つらくて心苦しくなったが、あらためて命の大切さを考えた。悲しむ人を減らすためにも相手の気持ちを考えて行動したい」と話した。(門田晋一)

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