三田

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 兵庫県内で最低気温が最も落ち込む三田の謎を13日付の三田版で紹介し、「兵庫のチベット」というネット上の書き込みを記事で拝借したところ、会員制交流サイト(SNS)を中心に予想外の反響が寄せられた。「呼び名は『関西のシベリア』の方がなじみがある」「関西のチベットは高野山(和歌山)だ」…。確かに似た呼称が付けられた土地は全国にあるが、地形や気温はどれほど違うのだろう。

 「三田は個人的にシベリアよりチベットの方がしっくりきますね」。そう語るのは、地理学を専門とする京都大学の水野一晴教授(61)だ。理由はやはりその地形と標高にあるという。

 人口100万人を超える西シベリアの「オムスク」。気象庁の1月平均最低気温を見ると氷点下19・2度で、三田とは比べものにならない。ただ、その要因は北極から遮る山がなく、開け放しの寒気にさらされるのが特徴。日本で例えるなら…と札幌を挙げた。

 一方で、チベットの中心都市「ラサ」は平均最低気温が氷点下8・5度。こちらも圧倒的に寒いが、標高3千メートル以上にあって南北を山脈で囲まれ、空っ風が吹きすさぶ点は、確かに三田と少し似ているかも。「盆地と呼ぶには広すぎる高原地帯だが、地形的に共通点がある。海外の地名を国内に結び付ける風潮は、どうかとも思いますけど…」

 とはいえツイッターなどを検索すると、「岩手は日本のチベット」で「高野山は関西のチベット」。「札幌は日本のシベリア」で「八王子は東京のシベリア」と似たような書き込みは後を絶たない。

 では、実際に1月各日の最低気温を比べてみるとどうか。高野山は三田より若干冷え込み、八王子は三田よりやや暖かい日が多いが、観測された冷気の差は少ない。寒冷地と言われる盛岡、札幌はやはり圧倒的だ。それでも盛岡で計10日、札幌では3日も三田の方が冷え込んでおり、三田盆地に吹き付ける空っ風の恐ろしさを垣間見た。

 記事を書きながら何度もゾクッ-。春が待ち遠しい。(門田晋一)

 

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