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 兵庫県三田市は2019年度、水道料金の一部引き下げに向けた検討を始める。単身世帯の増加で1カ月の使用量が基本水量の10立方メートルに満たない世帯が増えており、公平性の観点から同水量の引き下げや細分化を進める。一方で下水道料金は将来の補修に備えて値上げを検討。今夏にも、専門家や市民代表による「市上下水道事業経営審議会」で、具体的な議論に入る。

 市がこのほど公表した2019~28年度の「水道・下水道事業経営戦略」に盛り込んだ。

 現在の家庭用水道料金では、1カ月10立方メートルまで1250円となり、1立方メートルしか使わなくても同額を支払う必要がある。高齢者や学生の単身世帯が増え、月の使用量が10立方メートル未満の世帯は17年度に23・1%に達した。08年度の19・0%から緩やかな増加傾向は今後も続くとみられる。

 高齢化と節水意識の浸透などで料金収入全体は減少傾向にあるが、不公平感の解消が必要だと判断した。市は1997年と2001年、赤字解消を目的に1割を超える値上げを実施。11年には県に支払う受水費の引き下げから、基本料金のみ約1割値下げした。

 市内に敷設された水道管の総延長は約700キロ。法定耐用年数は40年だが、補修すれば60~80年は使えるとされる。市はニュータウン開発に伴い、広範囲に整備した水道管の補修時期を分散して長寿命化させる方針。今後10年間も一定の改修投資を続けるが市上水道課は「極端に高額な案件は見込んでいない」とする。

 下水道使用料も1カ月当たり10立方メートルで670円という基本水量を見直す。ただ、市は今後50年間で下水管や処理施設の維持・更新費として約450億円を見込む。今後10年間に限っても40億円が必要とされ、使用料の値上げを検討する。

 市内の下水管は総延長728キロ。このうちニュータウンや市街地周辺の公共下水道は555キロあり、硫化水素などで腐食しやすいコンクリート製の管が2割程度を占める。こうした管路の補修や耐震性の向上が求められている。

 上下水道事業経営審議会は3月の市議会定例会で設立が決まった。委員は12人前後で、今後選定を進める。(高見雄樹)

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