三田

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カフェなどが入る施設「OSAWA」として生まれ変わった旧大沢家住宅の内部=三田市三田町
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カフェなどが入る施設「OSAWA」として生まれ変わった旧大沢家住宅の内部=三田市三田町
本町通に面した「OSAWA」の外観=三田市三田町
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本町通に面した「OSAWA」の外観=三田市三田町

 明治時代後期に建てられた兵庫県三田市三田町の町家「旧大沢家住宅」が、カフェなど3店舗が入る商業施設「OSAWA」(オオサワ)として生まれ変わり、8日に開業する。建物が積み重ねた歴史を生かそうと、壁や天井、家具などを可能な限り残した空間には、居心地の良さが漂う。市の第三セクター「三田地域振興」が、市から補助を受けて初めて取り組み、夏にはコワーキングスペースと呼ばれる共用の貸事務所もオープンする。

 同住宅は約250平方メートルの敷地に、床面積約260平方メートルの家屋と30平方メートルの土蔵がある。このうち270平方メートルを、古民家再生を得意とするNOTE(ノオト、丹波篠山市)の協力で店舗として整備した。総事業費は3600万円。うち1千万円を市が補助した。

 本町通に面した1階と土蔵には、洋菓子店「サント・アン」(南が丘2)が、無農薬や有機栽培のオーガニック食材を提供するカフェを開業。食品や乳幼児・女性向け肌着なども販売する。奥には雑貨店を併設した陶芸工房が入った。

 2階の4部屋はコワーキングスペースとして整備。市内の個人事業主や企業の営業担当者など、さまざまな人が集える場を目指す。中庭にはウッドデッキを設け、テラスにした。

 サント・アンの塚口裕子さん(62)は「歴史を積み重ねた町家には、丁寧に育てられた食材を提供するのにふさわしい雰囲気がある」と話す。

 市が50%超を出資する「三田地域振興」は、三田駅前の複合施設キッピーモールや駐車場を運営。当初はテナント誘致を巡って経営が混乱したが、2011年度以降は毎年黒字を計上するなど財務基盤が安定、17年から町家再生事業に参入した。来年春には、中央町の「旧いわき呉服店」を2店舗目として開業させる予定。

 同社は「駅前以外でも、街を歩き、滞在する人を増やしたい」としている。(高見雄樹)

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