三田

  • 印刷
作品を手にする古場秀晶さん(左から2人目)ら木工ふれあいサロンのメンバー=有馬富士共生センター
拡大
作品を手にする古場秀晶さん(左から2人目)ら木工ふれあいサロンのメンバー=有馬富士共生センター

 例えば、食器棚と冷蔵庫の隙間に小さな台を作れないか-。必要な家具を自分で作るのが、このサロンの目標だ。

 「作りたい、という思いがうれしくてね。参加者はアイデアにあふれているので、教えられることも多いですよ」と、元家具職人の古場秀晶さん(77)=兵庫県三田市。

 市内外の11人が週に1回、有馬富士共生センター(同市尼寺)に集まり、オリジナル家具作りに励む。同センターは木工専用の部屋にやすりやかんななどの道具がそろう。市民センターでは随一の環境だ。

 製作にはプロの技が光る。くぎは使わず、穴と棒を組み合わせる「ダボ組み」と呼ばれる手法で木と木を接合する。仕上がりの美しさが違う。

 難しそう…。だが、発足時から参加する女性(71)=同市=は「『僕でも失敗はあるから』と古場さんの修正がうまいので、不器用な私でも続けられた」と話す。家の隙間は自作の家具でほぼ埋まったそうだ。

 古場さんは北海道の活気あふれた炭鉱の町に生まれ、中学卒業後に旭川市で家具職人の見習いになった。「住み込みで、食事も風呂も全て兄弟子が先。そりゃ、厳しい4年間だった」。その後関西の家具店を転々とし、40代で兵庫県川西市に自分の店を構えた。

 注文家具の需要が減り、店を畳んで三田に移った。11年前、愛好者がふれあう場としてサロンを立ち上げ、スリッパ立てやリモコン置きなど実用的な家具を作り続ける。

 受講生の男性(74)=三田市=は「頭の中で考えたものが形になったときが一番うれしい」と顔をほころばせた。(高見雄樹)

【メモ】毎週木曜日の午後1~4時に有馬富士共生センターで活動する。参加費は部屋代込みで1回650円。材料費は各自で負担。

三田の最新
もっと見る

天気(7月22日)

  • 28℃
  • 25℃
  • 60%

  • 32℃
  • 26℃
  • 50%

  • 31℃
  • 25℃
  • 80%

  • 30℃
  • 25℃
  • 60%

お知らせ