三田

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ナイスバッティング! ボールが弧を描いて飛んでいくと、歓声が上がる=藍小学校
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ナイスバッティング! ボールが弧を描いて飛んでいくと、歓声が上がる=藍小学校
バッティング練習のボールを置くティーは、水のボトルとホースでコーチが自作した=藍小学校
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バッティング練習のボールを置くティーは、水のボトルとホースでコーチが自作した=藍小学校
ゴロもしっかりキャッチ=藍小学校
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ゴロもしっかりキャッチ=藍小学校
あめをもらって「ありがとうございます」。ゆっくり食べて休もうね=藍小学校
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あめをもらって「ありがとうございます」。ゆっくり食べて休もうね=藍小学校
神戸新聞NEXT
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 少年野球の競技人口が減る中、藍少年野球クラブ(飯窪雅宏監督、10人)は本年度、未就学児を対象にした幼児クラスを新設した。兵庫県三田市内では初の試みで、既に11人が入団。週末の体験練習への参加も、のべ22人に増えた。体を動かして遊ぶことを主眼に、スポーツの楽しさを伝えている。

 「ナイスバッティング! 上手に打ったなー」

 プラスチック製のバットを振り抜いた子どもが、弧を描いて飛んでいくテニスボールを見詰める。コーチの声に笑顔がはじけた。

 保護者やコーチとのキャッチボールも独特だ。直径約40センチの輪っかをそれぞれの足元に置き、輪の中でゴムボールを投げる。ゲーム感覚で体のバランスを養える。

 4~6歳児を対象にした同コースは今年1月から検討を始め、4月にスタートした。地元の藍小とつつじが丘小校区以外にも、幅広く受け入れる。6月までに年長4人、年中6人、年少1人が入団した。

 指導法や練習メニューは、幼児コースを担当する田中康之さん(42)=同市=を中心に、スタッフが手探りで進める。当初はボールを使わず、校庭の遊びから始めた。ボールを投げる練習では、数字を書いた的を用意して子どものやる気を引き出す。この際、肘に負担を与えない最新理論に基づいたフォームをさらりと教える。

 休憩は20~30分ごとに設ける。「よく頑張ったからあめちゃんがあるで」と、田中さんが声を掛けると子どもたちが列をつくる。「動き回るのが大好きな子どもをあめ玉が溶けるまで、少しでも長く休ませる方法で、幼稚園の先生からのアドバイス」と田中さん。コーチの木村和歳さん(58)=同市=は「子どもたちが野球の楽しさに気づいてくれたら」と話す。

 あいの保育園の園児(4)は「バッティング練習で遠くに飛ばすのがが楽しい」。三田つつじが丘幼稚園の園児(4)は「打つことが大好き。将来は阪神タイガースの選手になりたい」と笑顔だった。

 入団費は2千円、部費は1カ月千円。

■中学部活も10年で激減 少年野球との連携模索 

 藍少年野球クラブが幼児クラスを開設したのは、野球の競技人口が減り続けていることへの危機感が背景にある。少子化や競技の選択肢が増えたことなどから、同クラブに所属する子どもは1~6年生の全員で10人。市内の中学校でも野球部の部員減少は激しく、関係者が「野球体験」の拡大を目指す動きがある。

 少年野球の経験者が多く進む三田市内の中学校野球部では、半数超の5校の部員がこの10年で50%以上減った。上野台中は2015年に廃部になった。

 こうした現状に、けやき台中野球部監督の北本威教諭(41)ら指導者有志が今年11~12月、市内の4中学校で小学生向け体験教室を初開催する。3人から楽しめる「サークルベースボール」などを紹介。投げたり、走ったりする運動能力アップが期待できるという。

 北本教諭は「少年野球と中学校の連携強化も進めたい」と話している。(高見雄樹)

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