三田

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頭や首にタオルを巻き付けて真剣な表情で開票作業にあたる市職員ら=アメニス城山体育館
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頭や首にタオルを巻き付けて真剣な表情で開票作業にあたる市職員ら=アメニス城山体育館
簡易熱中症指数計の針は気温26度、湿度約85%を指した=アメニス城山体育館
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簡易熱中症指数計の針は気温26度、湿度約85%を指した=アメニス城山体育館

 開票の大敵は前例のない蒸し暑さだった-。21日にあった兵庫県三田市長・市議補選と参院選のトリプル選挙は開票作業が大幅に遅れ、確定時間は翌22日の午前5時50分にまでずれこんだ。投票用紙が湿気を含み、文字がかすむなどして疑問票が続発。市選挙管理委員会が事前に配ったタオルは滴る汗を止めるには十分ではなく、ぬるぬるした手を何度も拭き直す姿も目立った。(門田晋一)

 午後8時、開票所に入ると汗が噴き出し、眼鏡が曇った。「もうシャツがぼとぼとですわ」と市幹部が苦笑い。館内の「簡易熱中症指数計」の針は既に「厳重警戒」を指していた。

 午後10時ごろ、開披台で投票箱がひっくり返され、開票作業が始まる。職員らが散らばった投票用紙を手でかき集め、束ねてイチゴパックに入れるたび、首に掛けたタオルで汗を拭う。この時、手の汗が付くなどして読み取り機が認識しないトラブルが起きていたとは考えもしなかった。

 異変に気付いたのは午前0時ごろだ。「進行が30分程度遅い」。発表係の机に大勢が集まり、職員数人が立会人席との間を慌ただしく行き来する。もう一度、計数機に戻ったり、何度も手で数え直す作業を繰り返したりするうち、徐々に遅れが広がっていった。

 首に冷却シートを張った職員は「効果がすぐに無くなって逆に熱くなる」とげんなり。記者も雨に打たれたみたいに全身ずぶぬれになった。

 山あいの開票所は窓を開ければ虫が飛び入り、冷房もなく、送風機は投票用紙が飛ぶとして2台しか動かせないという。ロビーでは自販機に列ができ、冷風機の前でへたり込んだり、疲れ切って居眠りしたりする姿もあった。

 市選管は初めての事態で想定できていなかったとして「今後、施設の湿気対策も検討したい」とした。

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