三田

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2人組バンド「ザ・ハウル」の小倉海さん(右)と西村風人さん。「三田は始まりの場所。いつか大きなライブができれば」=市役所
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2人組バンド「ザ・ハウル」の小倉海さん(右)と西村風人さん。「三田は始まりの場所。いつか大きなライブができれば」=市役所
観客と一緒に盛り上がるライブ=6月27日、東京都世田谷区の「下北沢MOSAiC」(小倉さん提供)
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観客と一緒に盛り上がるライブ=6月27日、東京都世田谷区の「下北沢MOSAiC」(小倉さん提供)

 伸びやかな歌声に、心をつかむ歌詞。「老若男女がハッピーになる曲を届けたい」と語るボーカル、小倉海さんの人柄がにじみ出るような「ハッピーバンド」だ。「いつかクレヨンしんちゃんの主題歌になるような歌をつくりたい」と夢を口にする。

 ベースの西村風人さんと2人で2015年に結成した「the Howl(ザ・ハウル)」。約半年の活動休止を経て、今年6月に完全復活。現在は大阪や東京のライブハウスで公演を重ねる。

 小倉さんは兵庫県三田市友が丘、西村さんは同市高次出身。八景中学校の同級生だ。性格も趣味も違ったが、武庫川の河原で遊び、カラオケにもよく行った。それでも「当時はバンドを組むなんて夢にも思わなかった」と2人は振り返る。

 両親の影響で幼少期から野球とピアノに親しんだ小倉さん。北摂三田高から大阪教育大に進んだ。一方、西村さんは中学3年生でベースのかっこよさに目覚めた。美容師を目指して専門学校に通いながら練習した。

 2人は14年に再会、程なく一緒にバンドを組んだ。ハウルは「ほえる」「うなる」という意味の英語。当初の大音量でギターをかき鳴らすスタイルから、徐々に今のポップな雰囲気に変わっていった。

 大阪、東京、福岡、そして大阪…。連日のライブハウス公演への移動手段は車だ。2人で運転を代わりながら、全国を駆ける。グッズ販売のサイトも自ら管理し、ファンとの交流も欠かさない。

 そんな2人に試練が待っていた。声帯のポリープで昨年末、小倉さんの声が出なくなった。ハードな公演日程も影響したようだ。「辞めるにはいいタイミングだったけど、歌えない間に楽曲を構成する楽しさに気づき、他のバンドからの刺激も受けた。心の底からハウルを続けたいと思った」と小倉さん。

 8月3日の三田まつりで、念願だった地元での初ライブが実現する。午後5時30分すぎから13分間、市総合文化センター・郷の音ホール(天神1)にハッピーな歌声を響かせる。「今の環境を続けている限り、チャンスはあると思っています」(高見雄樹)

【取材後記】

 海と風人。すてきな名前に、思わず「芸名ですか」と聞いてしまった。風人さんはさらに、こんなすてきな一言を。「海の目標をかなえてあげられるミュージシャンでありたい」。低音パートで楽曲を支えるベーシストらしい言葉に、八景中学校で培った深い友情を感じた。

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