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6月末に廃止された神姫バス中央病院南口バス停=三田市大原
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6月末に廃止された神姫バス中央病院南口バス停=三田市大原
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 国立病院機構兵庫中央病院(兵庫県三田市大原)前にあった神姫バスの「南口バス停」が6月末で廃止となった。バス停前の県道は交通量が多い中で、車道を横切る人が多かったことなどから、同社が危険と判断したという。ただ、病院を利用する患者の中には足の不自由な人やお年寄りもいて、南口バス停から約150メートル北にある「北口バス停(現中央病院前)」を使うしかなくなり「別の方策がなかったのか」などと、複雑な声も上がっている。(山脇未菜美)

 南口バス停は三田駅方面に向かう人が利用し、病院正面玄関から県道37号を渡ってすぐの場所にありながら、南へ30メートルほど行かないと横断歩道がなかった。遠回りせずに車道を横切る姿がしばしば見られていたという。

 神姫バス三田営業所によると、廃止のきっかけは昨年8月、横浜市の市道交差点で起きた小学5年女児の死亡事故という。女児が渡っていた横断歩道はバス停に近く、停車中のバスが加害ドライバーの死角になったとして、兵庫県バス協会が危険なバス停を調べるよう各バス運行会社に通達。三田営業所が挙げたのが、南口バス停だった。

 運転手にとっては三田駅方面から車で向かうと、緩い登り坂に加え、カーブを曲がった先に南口バス停があるため、道を横切る人が見えにくいという。

 病院側によると、南口バス停の廃止を巡っては、職員や患者の利用者が多いとして神姫バスに存続を求めたが、かなわなかったという。

 フラワータウンから約20年間、病院に通う女性(80)は「注意深く左右を確認して車道を渡っていたが、確かに危ないとは思っていたので仕方ない」とあきらめ顔。一方で、市街地から通院する別の女性(77)は「バス停を移動させたり、南口に直結する横断歩道や信号を付けたりするという選択肢はなかったのかな…」と納得のいかない思いをにじませた。

 県バス協会は横浜市の事故を受けた県内一斉点検の詳細を明らかにしていない。神姫バスは今後も南口バス停の再開をする見込みはないという。担当者は「バス停の利用者にとって危険度が高いと判断した結果だ。お客さまには少し遠くて不便を掛けるが、北口バス停を利用してもらいたい」と理解を求めている。

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