三田

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つえを持って険しい山を登る氏子たち=羽束山
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つえを持って険しい山を登る氏子たち=羽束山
玉串を奉納する神事=羽束山
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玉串を奉納する神事=羽束山

 兵庫県三田市香下の羽束山(標高524メートル)の山頂にある羽束神社で9日、5節句の一つ「重陽」に合わせた例大祭があった。地元の檀家11人が地元で採れた餅や野菜、タイなどを担いで山を登り、ご神体に供えて一緒に食事をするという特有の神事を奉納した。

 秋はつる/はつかの山の/さびしきに/有明の月を/誰とみるらむ(新古今和歌集)

 羽束山は平安時代からたびたび歌に詠まれてきた名所。神社の創立時期は不明だが、本能寺の変から山崎の合戦に至る「天正の兵乱」で焼けた後、江戸前期に再建されたと伝わる。山中には今も寺社があり、「信仰の山」と呼ばれて同神社の氏子らが当番で掃除している。

 農林水産省によると、「重陽」は陽の数(奇数)が重なる「めでたい日」として、平安時代には宮廷で邪気を払う宴が盛んに行われたという。同神社で続く例祭の起源は分からないが、神事に当たる氏子の当番表は少なくとも昭和初期から引き継がれている。

 9日は50~70代の人たちらが山麓に集まり、野菜や酒、クリ、稲穂をリュックサックに詰めた後、約1時間かけて山頂へ。神社に幕を張って供え物を並べ、神職が玉串を奉納した。

 最後はござを広げて団らんし、男性(72)は「今年も無事に終えられて良かった」と話した。(山脇未菜美)

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