三田

  • 印刷
メーン会場では、佐藤さんが絵を描く姿も見られる。作品を一つ仕上げるのに約30時間かかるという=三田市総合文化センター・郷の音ホール
拡大
メーン会場では、佐藤さんが絵を描く姿も見られる。作品を一つ仕上げるのに約30時間かかるという=三田市総合文化センター・郷の音ホール
南が丘の一角にたたずむ一軒家
拡大
南が丘の一角にたたずむ一軒家
三田町にあった酒屋
拡大
三田町にあった酒屋
木器にある旧木器郵便局
拡大
木器にある旧木器郵便局
三田町にあった民家
拡大
三田町にあった民家

 かやぶき民家や趣のある町家、土造りの蔵…。兵庫県三田市内の昔ながらの風景を0・5ミリの黒色ボールペン1本で描く佐藤亮さん(65)=同市=の作品展が19日、市総合文化センター・郷の音ホール(天神1)で始まった。多様な線を使い分け、木や岩の質感、陰影を細やかに再現。今はなき建造物など21点をモノクロで浮かび上がらせる。23日まで。(山脇未菜美)

 佐藤さんは三重県出身。子どもの頃から絵が好きで、漫画「巨人の星」や「あしたのジョー」などを模写して遊んだ。絵の道に進もうと、東京芸術大でデザインを専攻。しかし卒業後は電機メーカーで絵筆を持たない広告企画などを担い、仕事が忙しく、家庭を持つと、絵とは疎遠になった。

 再開したのは55歳。老後の生き方を探していた時、絵を思い出した。ちょうど大阪から三田市に移り住み、20年ほどたった頃だ。三田駅前の再開発が進み、風情ある街並みがなくなるのを見て「三田の古きよき風景を残したいと思った」

 画材は趣味のバイクで走って探し、撮影した写真を白黒に印刷して模写する。例えば、かやぶき民家。屋根は短い線を重ねてふき草の風合いを、柱はペンを寝かせてかすれ線を混ぜ込み木の味わいを加える。置き石は直線的な編み目を描いて固い質感を出すという。「ボールペンはふたを開けて閉じるだけでしょ? 身近なところがいい」とほほ笑む。

 個展は昨年に続いて2回目。三田特産のウドを育てる小屋(福島)や、格子状の虫籠窓が印象的な町家(三田町)などの作品を、説明文を添えて紹介している。佐藤さんは「昔から住む人には懐かしんでもらい、ニュータウンなどの人には『こんないい場所があるんだ』と知ってもらいたい」と話す。

 無料。午前10時~午後6時。

三田の最新
もっと見る

天気(11月15日)

  • 15℃
  • ---℃
  • 0%

  • 17℃
  • ---℃
  • 0%

  • 16℃
  • ---℃
  • 0%

  • 16℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ