三田

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永沢寺の境内にはカメの形をした岩が横たわる(写真左)。三田霊園の池ではカメが悠々と泳ぐ(同右)=三田市永沢寺
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永沢寺の境内にはカメの形をした岩が横たわる(写真左)。三田霊園の池ではカメが悠々と泳ぐ(同右)=三田市永沢寺
今はほとんど人が通らない亀割峠=三田市永沢寺
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今はほとんど人が通らない亀割峠=三田市永沢寺

 永澤寺の竜は、実は兵庫県三田市内でよく知られた伝説だ。とはいえ、カメの登場は聞いたことがなかった。

 寺によると、竜が天昇する際、「干ばつ時に使ってください」と開祖に渡したとされる「うろこ」が、今も寺宝として金色の厨子に納められている。あめ色で波のような模様がある約3センチの代物で、9枚のうち7枚半が残っているという。

 最近でも1965(昭和40)年に先代住職が祈とうすると、本当に豪雨が来襲したと伝わる。

 問題はカメだ。旧街道の亀割峠はもう道として使われていない。竜にかみついたカメが空から落ち、甲羅を割ったという岩は、探しても見つからなかった。

 やっぱり割り出せないのか…。冗談交じりに嘆いていると、「境内に気になる岩はあるんですよ」と渡辺秀仙副住職(52)。池のほとりで巨岩を六つの小岩が囲んでいる。どう見てもカメの形ではないか。ただ、何を意味するのか、まるで分からないのだという。

 かつて付近は沼地でカメが多く、30年前は悠然と道路も歩いていたらしい。人々に愛着があったから峠の名前になったのだろうか。寺に隣接する霊苑を歩くと、何匹ものカメが池で気持ち良さげに泳いでいた。

 もしもしカメよ、カメさんよ-。本当のところを教えてほしいのに、意地悪っぽく首を引っ込められた気がした。(門田晋一)

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