三田

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間仕切りの内側にあった吸い殻入れを外側に出した喫煙所。駅前ロータリーの乗降場所(右奥)や地下駐輪場への階段(中央左)に近いが、煙が漏れない措置は取られていない=三田市駅前町
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間仕切りの内側にあった吸い殻入れを外側に出した喫煙所。駅前ロータリーの乗降場所(右奥)や地下駐輪場への階段(中央左)に近いが、煙が漏れない措置は取られていない=三田市駅前町

 兵庫県三田市が今月1日、JR三田駅前のロータリーに移転させた喫煙所が、受動喫煙の防止を定めた兵庫県の条例に抵触している可能性が高いことが18日、分かった。条例は建物への出入りや車の乗降など、人通りの多い場所には喫煙所を設けないよう定めている。市の担当課は移転前の9月、別の課から懸念を指摘されたが「問題ない」と判断。市民からの苦情を受け、今月10日に再移転させていた。

 市は受動喫煙の被害が拡大しているとして、喫煙所を駅前広場「キッピースクエア」から1階のロータリーに移した。ただ、移転先は2階にある同スクエアや地下の駐輪場に向かう階段のすぐそば。数メートル先には、一般車の乗降場がある。

 子どもや妊婦を受動喫煙から守るため、県は受動喫煙防止条例を改正。人通りが多い場所では7月から、吸い殻入れを置かないなど「必要な措置」を施設管理者が取るよう求めている。

 市は条例改正後に移転を決定。喫煙所を管理する市環境創造課は「(キッピースクエアよりは)人通りが少ないはずだが、通行量は調べていない」とする。

 一方、市健康増進課は9月、人通りの多い階段に煙が流れる可能性を指摘した。そうした影響を防ぐため、厚生労働省は屋外の喫煙所に高さ2~3メートルのついたてを立てることを推奨するが、市環境創造課は「義務ではなく、そこまでは必要ない」と対応しなかった。

 だが移転後、煙が地下の駐輪場に流れ込んでいることが、利用者の苦情で判明。市は今月10日に喫煙所を再移転し、隣接していた喫煙所と駐輪場への階段との間に約2メートルの緩衝帯を作った。煙の影響は減るとはいえ、今後は喫煙所の撤去も含めて検討するという。

 県健康増進課は「多くの人が行き交っており、条例の趣旨に沿って対策をしっかりしてほしい」としている。(高見雄樹)

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