三田

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 神姫バスは2020年度、兵庫県三田市のウッディタウン地区で自動運転バスの実証実験を始める。地区内の移動に使えるバス路線がなく、運転手不足で新設も難しいという課題解決を狙う。顔認証や車内の異常を音で検知する最新技術もテストする。経済産業省などの公募を経て今月、国内5カ所で行われる実証地の一つに選ばれた。(高見雄樹)

 計画によると、ウッディタウン中央駅を出発し、けやき台、すずかけ台、あかしあ台を巡る1周6キロのコースで、20年度中の3カ月間にわたって実施する。午前9時~午後3時の毎時40分、同駅前ロータリーを出発する計6便(午後0時を除く)を運行する。所要時間は約20分。途中に「すずかけ台小学校前」「あかしあ台1丁目」など既存のバス停10カ所程度を設ける。

 実証に用いる約25人乗りの中型バスは国が提供する。いすゞ自動車製の車体に、東京大学発ベンチャーの「先進モビリティ」が開発したシステムを搭載。車内にはバスの運転免許を持った係員と案内担当の車掌が同乗し、安全を確保する。実施する時期や運賃が有料か無料かなど、詳細は国との協議を経て決める。

 バスには最先端の技術が搭載される。例えば、将来の完全キャッシュレス社会を見込み、支払いを“顔パス”で済ませるための顔認証システムを導入。実証では個人情報は収集せず、乗降場所の確認にとどめる。

 社内に設置した集音マイクでは、悲鳴のような異常音を感知すると自動的に運行管理センターに知らせる。乗車する係員の心拍数や血圧の情報は腕時計型のセンサーで管理する。一方、バスの停止位置を決めるため、バス停近くの道路に磁気マーカーを設置する工事などを見込む。

 同地区のバス路線は通勤客の利便性から、JR新三田駅や三ノ宮駅に向かっている。市民からは地区内の移動手段を望む声が多いが、採算面や運転手不足から実現は難しく、同社が課題解決の手段として自動運転の実証を国に申請した。

 同社次世代モビリティ推進室は「地域住民に安心してもらえるよう、安全には万全を期す。利用者からのさまざまな声を聞きたい」としている。

 同様の実証は大津市や北九州市などでも20年度中に実施される。

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