三田

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太陽のように輝く窯。温度は1250度に達する=三田市香下(撮影・門田晋一)
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太陽のように輝く窯。温度は1250度に達する=三田市香下(撮影・門田晋一)
三田市ガラス工芸館=三田市香下
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三田市ガラス工芸館=三田市香下
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 赤々と輝く真ん丸の物体は、羽束山から望む初日の出のようだ。

 ここは同山麓にある兵庫県三田市ガラス工芸館(香下)。「初“火”の出」の正体は、吹きガラスの手法でグラスや花瓶を作る際、ガラスを溶かして成形しやすくする窯だ。グローリーホールと呼ばれ、炎の口をこちらに向けて笑っている。

 約1250度。灼熱の世界だ。制作者は先端にガラスの塊を付けた棒を窯に差し入れ、溶かす。頃合いを見ては取り出し、形を整える作業を数十回繰り返す。

 汗が噴き出す。体力が消耗する。

 「合う、合わないの体質があるんです。私は作業後になかなか疲れが取れず、吹きガラスの道を断念しました」と、館長の元廣幸雄さん(58)。ちなみに元廣さんはステンドグラスの専門家。欧州の古典的な技法を得意とし、さまざまな作品の修復などに携わった。

 1993年にオープンした同館は、関西最大級のガラス工芸施設だ。溶けたガラスを竿で巻き取り、息を吹き入れる「吹きガラス」▽色ガラスをつなぎ合わせる「ステンドグラス」▽電気炉でガラスを溶かし、器やアクセサリーを作る「キルンワーク」▽砂を吹き付けてガラスを彫る「サンドブラスト」-。それぞれの技法がワンストップで体験できるのは、全国的にも珍しい。吹きガラスのコップにサンドブラストで模様を描くこともできる。

 生まれたばかりのグラスに触れてみる。透明感に息をのむ。(高見雄樹)

【初日の出】三田市内では羽束山のほか、藍本と丹波篠山市境にそびえる虚空蔵山からの御来光が有名。標高592メートルの山頂からは田園風景の先にニュータウンが広がる、三田ならではの光景が楽しめる。フラワータウンでは、弥生が丘4の児童公園脇にある高台が人気。神戸市北区長尾町との境界近くにあり、住宅地の先に見える稜線から日の出が望める。三田幹線をまたぐ複数の橋からも見える。

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