三田

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電留線を照らす明かりと光り輝くススキ=加茂
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電留線を照らす明かりと光り輝くススキ=加茂
田園地帯のど真ん中にあるJR新三田電留線=三田市けやき台6から
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田園地帯のど真ん中にあるJR新三田電留線=三田市けやき台6から
神戸新聞NEXT
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 JR新三田駅(兵庫県三田市)に近い田園地帯に、煌々とした明かりが無数に輝く空間がある。近づけば、SF映画「未知との遭遇」で人間と宇宙船が光で交信するシーンを再現したかのようにまぶしい。

 ここは新三田電留線。乗客を降ろした電車が十数本の線路に並んで休む停車場だ。背の高い草が周囲を覆っていて、中の様子はうかがい知れない。そこで武庫川沿いの土手に登ると、到着して間もない電車のヘッドライトがススキを金色に照らしていた。

 もともと市内のJR線(旧国鉄)の駅は三田、広野、相野、藍本の四つだけだった。三田の人口増加率を10年連続日本一に押し上げた北摂三田ニュータウンの建設に伴い、国鉄民営化前夜の1986年に新駅の新三田駅が完成。宝塚-新三田間も複線化され、市の「第2の玄関口」となった。

 とはいえ、新三田駅周辺は農地ばかり。市街化調整区域で農業以外の土地利用は厳しく制限されていたためだ。このため、市は2016年に市街化区域に編入させ、17年に5・3ヘクタールでの土地区画整理事業を県が認可。商業施設やオフィスの建設が急ピッチで進み、風景は変わりつつある。

 電留線は、新三田から先の福知山線で運転本数が減るため、輸送力を調整する拠点となっている。ただ、JRは来春のダイヤ改正で昼間に三田、新三田に停車する電車を減らす方針だ。

 市内最後の一等地でもある新三田駅前の市街地化で、にぎわいを生み出せるか。(門田晋一)

【JR新三田駅】JR新三田駅の2017年度の1日平均利用者数は約1万5千人。周辺住民のほか、関西学院大学神戸三田キャンパスの学生も利用し、市内の鉄道の駅ではJR三田駅に次ぐ2位につける。

 駅周辺では21年3月の工事完了を目指して区画整理が進み、駅前広場や公園も整備する予定。駅の西側には昨年11月、大手コーヒーチェーン「スターバックス」が市内初出店した。

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