三田

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人と自然の博物館に新しく建設する予定の収蔵庫完成予想図(県教育委員会提供)
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人と自然の博物館に新しく建設する予定の収蔵庫完成予想図(県教育委員会提供)
建設予定地の関係者駐車場=弥生が丘6
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建設予定地の関係者駐車場=弥生が丘6

 兵庫県や県教育委員会は県立人と自然の博物館(ひとはく、同県三田市弥生が丘6)の敷地内に、展示ギャラリーを併設した標本資料の収蔵庫を新設することを明らかにした。事業費9億4千万円で開館30周年を迎える2022年10月の運用開始を目指す。現在の収蔵庫では、増え続ける約190万点の標本を収められなくなってきた。植物類の約35万点を新施設に移し、標本を作る作業を見学したり体験したりできるスペースも設ける。

 名前は「コレクショナリウム」。「コレクション」と「~にまつわる場所」を意味する接尾語「-arium(アリウム)」を掛けた造語という。

 新施設は2階建て延べ床面積約1400平方メートルで、本館に隣接する関係者専用駐車場に建てる。1階は展示に加え、作業を見学できるガラス張りの「標本制作室」を配置。植物系の標本は2階の収蔵スペース約800平方メートルに移す。設計・工事費の半分は国からの交付金で、残りは地方債で賄う。

 化石や動植物、昆虫といった収蔵資料は1992年の開館時に22万点あり、この28年間で約9倍に増えた。一部は収蔵庫に入りきらずに廊下の空きスペースで保管し、建物の老朽化で雨漏りも頻発しており、対策は喫緊の課題だった。

 ひとはくは2018年、「ひょうご五国の宝箱 新収蔵庫棟基本構想」と題して、標本資料の収集・保管・活用法を巡る将来指針を策定。構想では市民が交流、体験できる場を設けた上で、高齢化が進むフラワータウンのにぎわいづくりにも乗りだすとしている。

 今後、ひとはくが新施設の具体的な活用法を練っていく。県教委は「ひとはくの入り口に当たる場所で、訪れた人がわくわく感を持つような施設にしたい」。ひとはくの石田弘明次長(48)は「県民の財産である標本を活用して、生涯学習や環境学習を進め、まちの発展を支える拠点にしたい」としている。(門田晋一)

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