三田

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三田市内で新型コロナウイルスの患者が確認され、会見する森哲男市長(中央)=7日夜、市役所(撮影・門田晋一)
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三田市内で新型コロナウイルスの患者が確認され、会見する森哲男市長(中央)=7日夜、市役所(撮影・門田晋一)

 6日に兵庫県三田市内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、同日夜に市役所で開かれた市の新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・森哲男市長)が、議事録をつくっていなかったことが9日、市への取材で分かった。会議では幼稚園の臨時休園など重要な決定をしていたが、決定事項を公表したのは翌7日の夜だった。

 市内の感染者情報が県宝塚健康福祉事務所(保健所)から市健康増進課に入ったのは、6日午後4時25分ごろ。午後6時から、対策本部会議が開かれた。議題は市民からの問い合わせ窓口の明確化だった。

 市危機管理課によると、メンバーは市長を含めた幹部25人。いったん散会したが、同8時すぎに市長、教育長ら6人が再び本部会議を開いて幼稚園の休園を決めた。この場には会議の事務局を担う危機管理課の職員が入っていなかったため、議事録はないとする。意思決定の過程など、次の危機に向けた課題は検証作業ができないことになる。

 同日夜には伊丹市長がSNSで三田市での感染者の確認を明かし、川西市長は独自の判断で記者会見を開いて市民に説明した。7日夜の会見まで情報を一切発信しなかった三田市の対応には疑問の声も上がる。

 森市長は同日の会見で、発表を県に合わせて遅らせたことについて「保健所を持たない市にとって、専門的な判断は県に頼らざるを得ない。風評被害もあり、私がこれという(公表を判断する)線は引きにくい」と説明した。(高見雄樹)

■保健所調査に最大限協力

 会見で森市長と記者の主なやり取りは次の通り。

 -6日段階で市内に感染者が出たと知っていたか。

 「県から報告を受けていた。ただ県は宝塚健康福祉事務所(保健所)管内としか発表しなかったため、本部会議を招集したが、会見はやめた」

 -川西市長は会見した。

 「保健所が調査を進めていて、三田市としては最大限協力する。川西市は県との協議が調わないまま公表したと聞いている。早く情報を出せば、感染者から調査協力を得られなくなる」

 -会見のタイミングは。

 「川西市が会見をされ、伊丹市長のSNSで三田市の名前が出たので『これはいけない』となり、宝塚市長と相談して県に要請し、感染者に当たってもらった。県は保健所管内で発表し、本人の了解があれば市町を公開するとの方針だ」

 「私は市内で出たら早く知りたい。ただ保健所がなく、県のお力を借りないとできず、個人情報の関係で本人の協力がないと公表できない。(立ち寄った場所への)風評被害もあり、私がこれという線は引きにくい」

 -伊丹市長がSNSで公表したのをどう考えるか。

 「配慮いただきたかった。抗議は考えていないが、何らかの説明は求めたい」

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