三田

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しだれ桜の手入れをする菊山登さん=三田市
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しだれ桜の手入れをする菊山登さん=三田市
小ぶりな豆桜=三田市
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小ぶりな豆桜=三田市

 桜は青空に映えるんです-。兵庫県三田市の盆栽愛好家、菊山登さん(73)の言葉だ。自宅で約150鉢の桜の盆栽を育て、毎年春に市内で展示している。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大で中止になったが、菊山さんの鉢植えには早咲きの品種が花を付けている。桜のシーズンはもうすぐ。(山脇未菜美)

 日当たりのよい庭に、鉢植えがずらりと並ぶ。枝が降り注ぐように伸びる「しだれ桜」、1~2センチの小ぶりの花を咲かす「豆桜」、さくらんぼの実を付ける「実桜」…。ミニチュアサイズが愛らしい。菊山さんは「元は桜の枝。増やしていくのが楽しいんです」とほほ笑む。

 盆栽を始めたのは30歳半ばだった。妻の父親が盆栽の先生をしていて、17年前に丹波篠山市の盆栽会で初めて桜の盆栽を見た。興味を持って試しに育ててみると、のめりこんだ。

 最初は約5センチの枝からスタート。保温性の高い発泡スチロールに土を入れ、刺して育てると根が生えてくる。「子どもと一緒でね、3歳までは言うことを聞くんですね」。ところが3歳を過ぎると枝に軟らかさがなくなり、変形させにくくなる。1年後には10センチ以上になり、枝に針金を巻き付けて型を付けていく。

 ここからが腕の見せ所だ。10年掛けて石の表面に根を張らせたり、枝が鉢の下になるように曲げたり。根の回りについた土を落として見せる技法も駆使する。春に土を入れ替え、肥料をやり、夏に剪定をして見守る。1年で10鉢ほどがだめになるが、思った通りに成長してくれるとうれしい。

 難しいのは、展示日に合わせて花が咲くよう育て方を調整すること。開花させるには温度と日照時間が大切で、早咲きの品種を日陰に置くなどの工夫をする。

 「人に見てもらえるのが生きがいだからね」

 今年は新型コロナで展示はできなかったが、来年に向けて着々と準備を進めている。

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