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市教委の電話相談室で相談を受ける職員=三田市相生町
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市教委の電話相談室で相談を受ける職員=三田市相生町

 新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除され、6月1日から学校の授業が再開する。休校中に兵庫県三田市教育委員会や市が設けた子ども・保護者向けの電話相談室には、授業が遅れたことへの不安や親子関係に悩む声などが複数件寄せられていた。これからも元気に登校してもらおうと、学校や行政は感染防止策を模索しつつ、サポート態勢の見直しを検討している。(喜田美咲)

 「1日の学習スケジュールを考えてみようか」「家では適度に休憩を取って、お菓子も食べていいよ」

 相談員が固定電話の受話器を耳に当て、メモをしながら優しく語り掛ける。

 市教委が休校中の子どもや保護者を対象に開設した電話相談室。4月から計12日間、不登校の子どもを支援する市の「あすなろ教室」(相生町)の臨床心理士や市教委の指導主事が対応してきた。

 市教委によると、12日間での相談件数は7件で、通話の平均時間は10分ほど。各学校でも教諭らが小まめに電話でケアをしてきた成果とみられるが、かかってきた電話の主(ぬし)は受験や進路への不安を訴えたり、子どもの自宅学習への向かわせ方に困ったりと切実な内容が多かったという。

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 「子どもは普段何げなく教員にできていた相談ができなくなった。本人も気付かないうちにたまったものがあるのだろう」と担当者。ただ、相談してこない子どもも抱え込んでいる疑いがあり、支援が必要なケースもあると指摘する。市内で通報や相談はなかったが、他市町では深夜に街をうろつく子どもが増えたという報告もある。

 市教委の電話相談は学校再開後に閉鎖し、子どもの相談窓口は各校のスクールカウンセラーやソーシャルワーカーになる。市教委はこれまでと違う不安や悩みが出てくる可能性があるとして、カウンセラーの研修会も検討している。

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 一方、親子関係の悩みを電話で受け付ける市子ども家庭課の「家庭児童相談室」(常時開設)にも休校中、親を中心に「子どもが言うことを聞かずイライラする」「子どもが家で暴れる」などの相談が複数あった。「子どもも我慢の多い時期で頑張っている。今回の休校中は、話をすることで落ち着く保護者が多かった」と担当者は話す。

 子どもの虐待に関する相談はなかったが、これまでにも教師がけがに気付いて発覚したケースもある。同課は「学校が再開して報告があがってくることも懸念される。今後も学校との連携は欠かさないようにしたい」としている。

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