三田

  • 印刷
ゆったりとした雰囲気の中で母親と子育てについて話す田場さん(右から2人目)=三田市すずかけ台1
拡大
ゆったりとした雰囲気の中で母親と子育てについて話す田場さん(右から2人目)=三田市すずかけ台1

 新型コロナウイルスの感染拡大で兵庫県三田市が中断していた乳幼児健康診査のうち、4カ月児健診が先月から、市内6カ所の医療機関で再開された。これまでは市総合福祉保健センターでの集団健診だったが、市が初めて「個別健診」に切り替えた。すずかけ台1の田場医院では、ゆったりと時間が流れる併設のカフェで、赤ちゃんと母親が小児科医と向き合っていた。(高見雄樹)

 爽やかな初夏の風が、木材をふんだんに使った部屋の中に流れる。窓から見える木々の緑がまぶしい。「カフェすぎのき」は、田場医院が入る医療・健康の複合施設「まんかい」1階にある。ここが4カ月児個別健診の会場になる。

 「子育ての悩みから新型コロナへの不安まで、何でも話してもらえる場にしたい」と、院長の田場隆介さん(47)。健診を「4カ月カフェ」と名付け、5月18日から1日2人限定で受け入れている。

 赤ちゃんと母親が入ってきた。壁際のベッドで身長や体重を測定し、発育状況を確認する。集団健診では赤ちゃん1人につき5分程度のところ、同医院では約30分とたっぷり時間を取っている。

 集団健診では医師が保健師とコンビを組んで子どもを診る。ここでは保健師に代わり、保育士や幼稚園教諭の資格を持つ女性2人が赤ちゃんを抱っこしたり、母親と育児の話をしたりしていた。

 「集団健診では疾患を見つけることに意識が行きがちになる。子育ては医療ではなく文化なので、対話を大事にできるのは個別健診のメリット」と田場さんは考えている。同医院では既に6月中の予約が埋まっているが、7月は空きがあるという。

 長男と健診に訪れた母親(28)は「次の人の順番を気にせずにゆっくりと話ができたし、家から近いのも助かった。ただ、ほかの子の様子を見てみたい気もした」と話していた。

 田場さんは個別健診になると受診率が低下する可能性があるなど、デメリットを示した上で「働く女性が増えて親のニーズは多様化している。コロナ禍をきっかけに、健診の間口が広がってもいいのでは」と語っていた。

 市すくすく子育て課によると、4カ月児の個別健診は3~6月に受診予定だった約200人が対象。7月以降は未定としている。

【記事特集リンク】新型コロナウイルス

三田の最新
もっと見る

天気(10月2日)

  • 27℃
  • 18℃
  • 0%

  • 28℃
  • 14℃
  • 0%

  • 29℃
  • 16℃
  • 0%

  • 29℃
  • 15℃
  • 0%

お知らせ