三田

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黒光りする実=三田市中町
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黒光りする実=三田市中町
こうべを垂らすシナダレスズメガヤ=三田市中町
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こうべを垂らすシナダレスズメガヤ=三田市中町

 黒い皮に包まれ、鋭くとがった実が鈍く光る。マシンガンの弾倉を思わせる重厚感があり、茎は先端の重みを支えてアーチ状に曲がっている。

 イネ科の多年草「シナダレスズメガヤ」。1959年に北米から持ち込まれ、暑さや水不足に強く、根を張って土砂の流出を抑えることから、道路脇の斜面や河川の堤防にどんどん植えられてきた。

 しかし、後に評価は一変する。在来種を追いやり、川底に砂を堆積させて川の氾濫を招くという危険性が分かったのだ。環境省は「重点対策外来種」に指定し、兵庫県のブラックリストにも名を連ねることになった。

 今でも三田の各地で見ることができる。アスファルトの小さな隙間をかき分け、こうべを揺らす姿は、たくましくもどこか悲しい。もてはやされた過去を背負って、悪役になってしまった心中はいかに?(門田晋一)

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