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 兵庫県三田市内で初めて新型コロナウイルス感染者が確認された3月6日から7日にかけ、森哲男市長が感染者の居住地情報を公開するよう、兵庫県に再三要請していたことが分かった。19日の市議会本会議で、森市長が証言した。当日の情報発信を巡っては、県は当初、居住地を「宝塚健康福祉事務所管内」と発表。同県伊丹市の藤原保幸市長が、自身の会員制交流サイト(SNS)で「三田市」と明かす一方、三田市は否定。情報発信の混迷が市民の不安を増幅させたとの指摘があった。(高見雄樹)

 檜田充氏(市民の会)の質問に、森市長が答えた。

 答弁によると、森市長は3月6日午後4時25分、市民が感染したとの連絡を同事務所から受けた。市は独自に記者発表するため、担当課が同事務所と折衝を重ねたが、「三田市に住んでいることは感染者の同意が得られないため、市の公表は控えてほしい」との返事が続いたという。

 平行線をたどる県との調整を打開しようと、森市長は中川智子宝塚市長と断続的に協議。深夜には兵庫県の早金孝防災監にも電話を入れた。

 翌朝、再び早金防災監に電話し「感染者への説得を強くお願いした」と森市長。すると午後2時ごろ、本人の了解を得られたと連絡があり、記者発表の準備に取りかかったという。森市長が出席した会見は午後7時半から開かれた。

 「県と役割を分担して対応してきたが、市民の不安をぬぐい去れず、大変厳しい意見も頂いた。忸怩(じくじ)たる思いだ」と振り返った森市長。「こうしたつらい思いは、保健所を持たない阪神北地域の市長に共通するのではないか」とも語った。同地域の市町長らは3月18日、情報開示の改善などを井戸敏三知事に共同で申し入れた。

 市の現状については「感染者は10人だが、濃厚接触者やPCR検査を受けた人の数は把握できていない」とした。新型コロナに関する市への相談件数は1~5月で294件に上ったことも判明。主な内容は、市内の感染者情報の公開要請▽自身の症状への不安▽予防や消毒法-などだった。

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