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三田牛を使った「ふるさと給食」を食べる子どもたち。就任直後の森哲男市長と共に笑顔がはじけた=2015年10月、富士小学校
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三田牛を使った「ふるさと給食」を食べる子どもたち。就任直後の森哲男市長と共に笑顔がはじけた=2015年10月、富士小学校

 学校給食に三田牛が帰ってくる-。兵庫県三田市は本年度、給食に高級ブランド肉「三田牛」を使ったメニューを復活させる。新型コロナウイルスの影響で需要が落ち込んだ生産者や流通業者を支援しようと、県の補助制度を活用する。市の行財政改革でメニューから消えた三田牛。コロナの影響で学校生活に制約を受けている子どもたちにとって、予期せぬ朗報となった。(高見雄樹)

 市教育委員会によると、仕入れの時期や量など納入業者との交渉によって献立を決めるため、三田牛が提供される時期や回数は未定。価格は100グラム当たり千円程度になるという。

 JA兵庫六甲三田営農総合センターによると、肥育農家が流通業者に販売する価格は全体的に下がっている。子牛から出荷するまでは約2年かかるとされ、今年開催予定だった東京五輪による需要増を見込んで、2年前の子牛は通常の2倍の約100万円に高騰していた。販売価格の下落は農家に深刻な打撃を与えるため、給食で買い支えるという構図だ。

 三田牛や神戸ビーフなどのブランド肉は、新型コロナで外食や贈答需要が落ち込んでいる。県は消費拡大に向けて「県産和牛肉給食提供事業」を設けて支援に乗り出した。三田市はこの制度を利用するため、給食費の引き上げなど保護者負担は発生しない見込みだという。

 市は2010年度から、「ふるさと給食」として年に3回、すき焼きや焼き肉丼などを提供してきた。対象は市内の全公立小中学校と幼稚園などで、子どもたちに郷土の味を伝えて地域に誇りを持ってもらう狙いがあった。

 市は当初、購入費の3分の1を補助していたが、14年度から全額負担に。ただ、行財政改革による事業の見直しで補助金が減額され、17年度は年1回に減少。維持するには給食費の値上げなど保護者負担が伴うことから、18年度から取りやめていた。

 市教委は「地元のブランド肉を使った献立で、子どもたちにはもう一度、ふるさと三田の魅力を知ってもらう機会にしたい」としている。

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