三田

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アジサイの花びらに見えるがくの中心で花が開いた=すずかけ台公園
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アジサイの花びらに見えるがくの中心で花が開いた=すずかけ台公園
粒状のつぼみの中に咲いたガクアジサイの花。大きな花びらに見える部分が発達したがく=すずかけ台公園
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粒状のつぼみの中に咲いたガクアジサイの花。大きな花びらに見える部分が発達したがく=すずかけ台公園
見頃を迎えつつあるピンクや青色のアジサイ=かさや相野あじさい園
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見頃を迎えつつあるピンクや青色のアジサイ=かさや相野あじさい園
水色と白の淡いグラデーションに染まるアジサイ=すずかけ台公園
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水色と白の淡いグラデーションに染まるアジサイ=すずかけ台公園

 梅雨の風物詩のアジサイが兵庫県三田市内でも見頃を迎えている。丸っこくてボールみたいな「アジサイ」に対して、星々のように小さい粒が密集しているのは「ガクアジサイ」と呼ばれる。専門家に聞くと「どれも花のように見えるのは、実は花ではないんですよ」。白や青、ピンク…と色とりどりになるのにも秘密があるらしい。(門田晋一、喜田美咲)

 人と自然の博物館(弥生が丘6)の高野温子主任研究員(49)=植物生態学=によると、アジサイだと花びらに見える部分の中心にある「粒」のようなものが花だ。ガクアジサイだと、まさに群がったような粒々が花々になる。粒が開くと雄しべと雌しべがにょきっと伸びて花が咲く。ガクアジサイには、直径数ミリの花が確かに咲いていた。

 では、花びらのように見えるのは何か。「5月ごろまで、つぼみを包んで守っている『がく』です」と高野主任研究員。がくが開くと、つぼみが顔を出して開花する。しかし、花は小さくて受粉を手伝うハチやアブに気付いてもらえないから、存在を知らせるためにがくをきれいに発色させたり、花同士で寄り添って大きく見せたりするそうだ。がくは「装飾花」との呼び名もある。

 「子孫を残すためにいろいろと考えて今の形になった。がくと一緒に花も観察するとおもしろいですよ」

 ちなみに、がくの色は土の中に含まれる「アルミニウムイオン」という成分で決まる。多いと酸性になって青色に、少ないと赤色になるのだという。

     ◇

 すずかけ台公園(すずかけ台4)周辺では白や淡い水色の約1200株が色づいている。地域住民でつくる「すずかけ花の会」が昨年12月、地元の子どもたちと植樹した。すずかけ台自治会の藤田芳昭会長(68)は「自宅にいることが増えたと思うので、息抜きに足を運んでほしい」とする。

 観光園「かさや相野あじさい園」(上相野)でも早咲きの品種が見頃を迎え、7月上旬まで楽しめるという。同園の中西孝之社長(38)は「密集しない場所なので気兼ねなく楽しんで」と話した。午前9時~午後5時。中学生以上400円、小学生200円。同園TEL079・568・1301

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