三田

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境内を練り回し、祭りを盛り上げる西山の引きだんじり=2019年10月、三田天満神社
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境内を練り回し、祭りを盛り上げる西山の引きだんじり=2019年10月、三田天満神社
ダイナミックな動きで参拝者を魅了する神楽=2019年7月三田天満神社
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ダイナミックな動きで参拝者を魅了する神楽=2019年7月三田天満神社
氏子に宛てて秋祭りの縮小を伝える書面=三田天満神社
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氏子に宛てて秋祭りの縮小を伝える書面=三田天満神社

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、兵庫県三田市天神3の三田天満神社が今年10月の秋季例大祭を縮小し、だんじり巡行を取りやめる方針を固めた。旧市街地にある4地域が練り回す市内最大級の神事だが、参拝者らが密集状態になる危険が拭えないとした。縮小は2014年の死傷事故を受けた15年の秋祭り以来5年ぶり。今年7月の夏祭り「天神祭」でも伝統の「神楽(かぐら)」をやめ、3年後に控える大改修「正遷宮(しょうせんぐう)」も7年後に見送ることを決めた。(門田晋一)

 神社の総代やOBら5人がこのほど、責任役員会を開いて決めた。だんじり巡行は担ぎ手や観客が多く集まり、密閉・密集・密接の「3密」状態を回避できない。このため、だんじり・みこし巡行、稚児行列は取りやめ、関係者のみでおはらい神事だけをすることににした。

 同神社の秋祭りは江戸時代から続く。14年にはだんじりが手水舎(てみずしゃ)に衝突して屋根が落ち、当時74歳の女性が下敷きになり死亡、16人が重軽傷を負った。翌15年は自粛期間として、だんじりと稚児行列を中止し、みこし巡行、おはらい神事のみに。その後も参拝者は毎年約千人が訪れている。

 7月25日の天神祭で披露される神楽については、獅子舞で頭(かしら)をかぶる氏子が、両手で刀と鈴を持って踊る際、頭内の支柱を口でくわえておく必要があり、踊り手の交代時に感染しかねないと判断。さらに境内で笛を吹くことから、参拝者らに飛沫(ひまつ)が飛ぶ危険性にも配慮した。

 さらに3年後に予定していた正遷宮は、もともと14年に起きた事故の影響で準備が遅れ、今年3月にようやく実行委員が決まるも、感染症対策で議論ができていないという。25年に1度、地域住民や企業の寄付を原資として社殿を大改修するが、コロナ禍で景気悪化も懸念されるため、27年まで延期することにした。

 生田真宮司(58)は「祭りも改修も住民や氏子の健康があってこそ。安全を確保しつつ、社会の状況をみて判断した。楽しみにしている人も多いと思うが、今年はやむを得ない」と悔しさをにじませた。

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