三田

  • 印刷
新卵種と認定された「サブティリオリサス・ヒョウゴエンシス」。卵属としてはモンゴル、インドでも見つかっている。
拡大
新卵種と認定された「サブティリオリサス・ヒョウゴエンシス」。卵属としてはモンゴル、インドでも見つかっている。
新卵種と認定された「サブティリオリサス・ヒョウゴエンシス」の卵殻表面
拡大
新卵種と認定された「サブティリオリサス・ヒョウゴエンシス」の卵殻表面
丹波市山南町上滝の現場で、新たに見つかった世界最小の恐竜卵化石について語る村上茂さん。発見経緯はパネルで紹介
拡大
丹波市山南町上滝の現場で、新たに見つかった世界最小の恐竜卵化石について語る村上茂さん。発見経緯はパネルで紹介
前期白亜紀における卵殻化石の産出地
拡大
前期白亜紀における卵殻化石の産出地
推定される卵の親恐竜の復元図。お姫さまは大きさ比較のため(長手彩夏氏提供)
拡大
推定される卵の親恐竜の復元図。お姫さまは大きさ比較のため(長手彩夏氏提供)

 兵庫県丹波市山南町の篠山層群で見つかった世界最小となる恐竜の卵化石などの展示が30日、県立人と自然の博物館(三田市弥生が丘6)で始まる。世界的な大発見を間近で見ることができる。8月31日まで。(斉藤絵美、真鍋 愛、撮影・秋山亮太)

 展示されるのは、世界最少の恐竜の卵を含め、卵殻化石4種8点。いずれもティラノサウルスなどと同じ獣脚類恐竜とみられ、2006年に国内最大級とされる丹波竜の化石が発掘された現場近くで、前期白亜紀(約1億1000万年前)の地層から見つかった。

 世界最小の卵化石は長さ4.5センチ、幅2センチ。うずらの卵ほどの大きさで重さは推定約10グラム。「新卵属・新卵種」と認定された。化石の表面は丸みを帯び、卵の形状をとどめた状態で発見された。

 新卵種と認定され、兵庫由来の名前が付いた「サブティリオリサス(繊細な卵の石)・ヒョウゴエンシス」は、粒状の独特な模様が特長という。いずれの化石もケースに入れた状態で展示されるが、ルーペを使って化石の表面など細かな部分も観察できる。

 研究に携わった筑波大の田中康平助教(34)=古脊椎動物学=は「小型の恐竜は化石として残りづらく、大型種に比べて不明な点が多い。どういう生態系で恐竜が暮らしていたか、より詳細に分かる手掛かりになる」と話している。

 県は丹波竜を発見した後、2012年に調査を中止したが、丹波竜発見者の一人である地元住民の村上茂さん(75)が地元有志らとこつこつと発掘を続け、15年に化石らしきものを発見。これが19年1~3月の調査による今回の発見につながった。発掘の経緯などを示すパネルや、研究成果をまとめた論文も展示される。7月6日、13日は休館。入館料が必要。同館TEL079・559・2001(写真提供はいずれも筑波大学・県立人と自然の博物館)

三田の最新
もっと見る

天気(11月29日)

  • 15℃
  • 9℃
  • 20%

  • 13℃
  • 7℃
  • 50%

  • 16℃
  • 9℃
  • 10%

  • 15℃
  • 8℃
  • 20%

お知らせ