三田

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水墨画と日本画の技術を合わせた作品づくりに取り組む画家の陳允陸さん=三田市
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水墨画と日本画の技術を合わせた作品づくりに取り組む画家の陳允陸さん=三田市
墨の濃淡を使い分けて建物の輪郭を浮き上がらせていく=三田市
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墨の濃淡を使い分けて建物の輪郭を浮き上がらせていく=三田市
「人と自然の博物館」(陳允陸さん提供)
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「人と自然の博物館」(陳允陸さん提供)
「有馬富士」(陳允陸さん提供)
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「有馬富士」(陳允陸さん提供)
「花山院菩提寺」(陳允陸さん提供)
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「花山院菩提寺」(陳允陸さん提供)

 中国画と日本画を融合した風景画を描く大阪府高槻市の水墨画家、陳允陸(ちんいんりく)さん(60)が有馬富士や深田公園といった兵庫県三田市内の名所を墨で描いている。大胆な筆遣いながら、風や水の動きを繊細に表現。今年9月、市文化協会設立50周年を記念する個展で披露する予定だ。「伝統的な技法で描いた現代の風景を通し、三田の良さを再認識してもらうきっかけになればうれしい」と意気込む。(門田晋一)

 中国江蘇省出身。幼い頃から水墨画に親しみ、20歳の頃に中国で開かれた神戸ゆかりの日本画家・東山魁夷の作品展に足を運んだ。四季折々の景色を柔らかい筆運びで表した作品に触発され、日本画への興味を深めた。89年に来日し、関西学院大学大学院に入学して美術研究に情熱を注いだ。

 心に浮かんだ風景を捉える水墨画の伝統的な技法に、細かく描写する日本画の特色を織り交ぜた独自の作風が持ち味。日中の公募展でも数多くの受賞歴を持つ。

 三田の名所を集めた「三田八景」を水墨画で描き始めたのは、市文化協会からの依頼だった。有馬富士が福島大池に反射した「逆さ富士」では、山を覆う木々を細かな筆運びで表現。花山院菩提寺(ぼだいじ)では、険しい坂道と山門の厳かな雰囲気を醸し出すため、墨の濃淡を使いこなす。4月上旬には県立人と自然の博物館の外観を写生し、木々に囲まれた建物を立体的に描いた。

 新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言後に一時スケッチを自粛。6月から再開して個展の準備を進める。

 会場にはこれまでに描いてきた約50点も出展する。「水墨画の表現の幅広さを知ってもらいながら、自然と一体となった画風を楽しんでもらいたい」

 市総合文化センター・郷の音ホールで9月18~22日に開かれる。午前10時~午後4時。無料。同ホールチケットセンターTEL079・559・8101

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