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個性あふれるそれぞれのアマビエ=三田祥雲館高校
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個性あふれるそれぞれのアマビエ=三田祥雲館高校

 三田祥雲館高校(兵庫県三田市学園1)の3年生で美術を選択している生徒5人が分散登校中、コロナ禍の沈静祈願として注目を集めた疫病よけの妖怪「アマビエ」の絵を個性豊かに描いた。みんなの願いが届いたのか、再開した通常授業では欠席者もなく、新たな作品制作に取り組んでいる。

 同校で美術を教える寛長(かんちょう)みゆき教諭が、分散登校期間だった6月の第1、2週、授業時間も短縮される中で、今だからこそ描けるものはないかと考えた。神戸新聞三田版の5月31日付「アマビエ 形変われど 願いは一つ」の記事を読み、和菓子やガラス工芸などで自由に表現されていて楽しそうだと思ったという。

 寛長教諭はこれまでも石粉入りの粘土で生徒にオリジナルの妖怪を作らせるなど、アイデアを重視するテーマを採用してきた。「美術3」と「絵画」の授業を選択している生徒5人に、記事を参考にアマビエの歴史や「とがったくちばしやうろこがある」という特徴を伝えて描いてもらった。

 出来上がりは、見事に“五人五色”。

 杉浦由奈さん(17)は、おでこが本人そっくりの丸顔にし、瞳はつぶらで、口には鋭い牙も。そして、赤くて手ごわそうなウイルスも加えた。

 竹谷茉弥さん(18)は人魚をイメージ。カッパのような口で妖怪らしさは残して美人に仕上げ、両脇には赤ちゃんのような2体を据えた。

 賀光俊介さん(17)は、休校中にはまったゲームのキャラクターを参考に釣りざおを持たせた。色合いは漫画家水木しげるさんの作品をイメージ。

 柳瀬章梧さん(17)は、竜やウツボをモチーフに採用。胴体にはひし形の宝石を配し、パステルを指でぼかして全体をグラデーションに彩った。

 武本亜優さん(17)はかわいらしく跳びはねる少女のような姿を描き、レースのように細かく施した模様が映えるようにあえてモノクロを選んだ。

 授業再開で、今はそれぞれの授業が別の内容に取り組んでいるが、寛長教諭は「いろんな表現方法を考えるいいお題になった。これからも生徒には自分らしさを大切にしてほしい」と話した。(喜田美咲)

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