三田

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AIが搭載されたアプリで1次関数を解く生徒=武庫川女子大学付属中学校提供
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AIが搭載されたアプリで1次関数を解く生徒=武庫川女子大学付属中学校提供
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 新型コロナウイルスの感染予防で、人工知能(AI)を使った機器を教育現場に導入する動きが加速していることを29日付の夕刊1面で紹介した。兵庫県三田市立志手原小学校(志手原)では、子どもの検温をカメラ付き端末が代行し、廊下の掃除はロボットにお任せ。県内では既にAIを教材やテストの採点として活用している中学校もある。では、国内のAI活用はどの程度まで進んでいるのか。(門田晋一)

 政府は2016年度から5カ年計画の「第5期科学技術基本計画」を掲げてICT(情報通信技術)を活用した科学技術の強化を目指している。ただ、日本は諸外国に比べて業務の代行にAIを導入している割合は低いのが実情だ。

 総務省の「2019年版情報通信白書」によると、中国では企業の85%がAIに一部の業務を任せたり試験的に運用したりしており、米国では51%、仏・独は49%と続く。日本は大きく離され39%となっている。

 産業別で見ると、中国は全ての業界で8割を超えているのに、日本は最も高い「テクノロジー・メディア・通信」でも60%にとどまる。金融機関は42%で他国との差は小さいが、最も進展率が低い「ヘルスケア」は23%しかない。

 小中学校には文部科学省が2023年度までに全ての児童・生徒1人に1台のパソコンを使えるようにする「GIGAスクール構想」を進め、将来的にはAIを教材としても導入することを目指している。

 県内では既に武庫川女子大学付属中学(西宮市)が2019年7月からAIを使った教材アプリ「Qubena(キュビナ)」を導入している。同校は高度な理数教育に取り組む文部科学省のスーパーサイエンススクール(SSH)に指定されている。

 AIが問題を出題し、生徒が間違えると傾向を分析し、過去の単元に戻って復習できる。数学の授業や宿題で使っているといい、同校は「授業中にどの部分でつまずいたかを個別に把握するのは難しい。使い方次第で学習の遅れが解消できる」と手応えを語る。

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