三田

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タブレット端末を見ながら作品を作る安田さん=三田市
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タブレット端末を見ながら作品を作る安田さん=三田市
安田さんがこれまでに作った作品=三田市
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安田さんがこれまでに作った作品=三田市
手で回すと次々に色が変わる紙の万華鏡
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手で回すと次々に色が変わる紙の万華鏡

 折ってはつないで、折ってはつないで…。兵庫県三田市に住む安田瑛代(てるよ)さん(89)が新型コロナウイルス感染症の外出自粛期間中に、色とりどりの折り紙192枚を組み合わせて紙の「万華鏡」を作った。筒状になった内側を引っ張り上げると、本物の万華鏡のように色模様が変わる。折り紙でさまざまな作品を手掛け、希望者に作り方を教えたり、贈ったりするのを楽しみにして元気に笑う。「さて、今日は何を作ろうかしら」(喜田美咲)

 紙の万華鏡は直径約20センチ。15センチ四方の折り紙を一定の手順で約5センチ四方に折り畳み、8色が層状になるよう重ねて輪っかにした。輪を内側から外側へクルクル動かす様子を上から見ると、規則性のある模様の色が美しく変化していく。

 安田さんが本格的に折り紙を始めたのは約4年前。教員をしている孫娘から「頭の体操に」と「コマ」の作り方を教わったのがきっかけだった。裁縫をしたりパズルをしたりと、元々手先が器用だったため、見よう見まねで始めると、あっという間にはまってしまったという。

 参考にしているのは動画投稿サイト「ユーチューブ」。タブレット端末の音声機能を使いこなし、気になる作品を動画で検索する。七夕飾りや正月飾りはもちろん、花々を集めた手まりのような置物や、千代紙を使ったミニチュアの傘など複雑な作品も作るうち、地域や老人クラブで指導も頼まれるようになった。利用する高齢者施設へ贈るとみんなに喜ばれ、いつしか生きがいになったという。

 しかし、4月になるとコロナ禍で施設に通えなくなった。それなら家で何か挑戦を-と考える中、テレビで見た「紙の万華鏡」に目がくぎ付けになった。

 「これは手ごわそうだ…」。せっかく輪の形にしても紙がほどけてバラバラになり、苦戦しながら30時間近くをかけて仕上げると、近所の人々も興味津々で喜んでくれた。

 「難しかったけれど、ずっと見てても飽きないくらいきれい」と安田さん。その後も2個を完成させ、今やスムーズに作れるようになったという。

 作るときはいつも、渡した相手が喜ぶ顔を思って手を動かす。「次は何を作ろうか」と手を止めずに、コロナ禍が収束する日を心待ちにしている。

 「またみんなに会えるようになったら、たくさんの作品を見てほしい」

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