三田

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飛沫防止シートの前で歌う林真衣さん(右)=フラワータウン市民センター
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飛沫防止シートの前で歌う林真衣さん(右)=フラワータウン市民センター
カウンターに設置されたアクリル板=ダイニングバー駅前倉庫
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カウンターに設置されたアクリル板=ダイニングバー駅前倉庫
フロントに設置された強化ガラス製の仕切り。拭き掃除を欠かさない=ホテルメルクス
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フロントに設置された強化ガラス製の仕切り。拭き掃除を欠かさない=ホテルメルクス
市民課の窓口。当初はビニールシートのみだったが、中央部をアクリル板に変えて顔が見えやすくなった=三田市役所
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市民課の窓口。当初はビニールシートのみだったが、中央部をアクリル板に変えて顔が見えやすくなった=三田市役所

 新型コロナウイルス感染症の拡大が始まって半年が過ぎ、外出時のマスクや街中に置かれた消毒液など新たな生活様式が定着した。兵庫県三田市内の店先や窓口などで見かける透明の仕切りもその一つ。飛沫(ひまつ)防止対策として登場し、設置場所に応じてさまざまな進化を続けている。仕切りを探して市内を歩いた。(高見雄樹、小森有喜、喜田美咲)

 「いらっしゃいませ」。ホテルメルクス(三田市駅前町)のフロントで、透明な仕切り越しに担当者の笑顔がはじけた。この仕切りは強化ガラス製。他の素材に比べ、透明度の高さが特長だ。

 1時間に2、3回、小まめに磨いており、同ホテル支配人の中山義信さん(61)は「磨くほどに、より透明で自然な感覚に近づいている。清潔感があり、お客さまとスタッフ双方の顔もよく見えるので好評です」と話す。

 設置費用は「ビニールシートの100倍以上」と高価だが、表面を何回拭いても傷つかず、くもりもない。互いの声が届くのか懸念したが、問題なかった。ガラスの下にある隙間から手のひらを入れてもらい、手のひらで検温をしているという。

     ◇

 7月中旬、フラワータウン市民センター(三田市武庫が丘7)で開かれた「わくわく音楽会」で、声楽家の林真衣さんがシューベルトの「魔王」などを披露した。久々に生で聴く歌声に聴衆は酔いしれた。

 ステージ上には大型の飛沫防止シートが。企画した音楽家の小中公平さん(33)らが、物干し台とビニールシートを組み合わせて作った。「ビニールが分厚いとしわになり、出演者の顔がよく見えなくなる。薄くて下にすとんと落ちる素材を選んだ」と小中さん。

 今後もフルートなど息を吹き込む楽器の演奏ではシートを使う。合唱では十分な距離を取り、マスクを着用する方針だ。来場者からは「シートがあっても歌声の迫力は変わらず伝わってきた」と好評だった。

     ◇

 飲食店の「ダイニングバー駅前倉庫」(三田市駅前町)は7月から、カウンターやテーブルに計10枚のアクリル板を設けた。大人数での宴会を自粛する県の要請により、テーブル席は4人ごとにアクリル板で仕切った。「お客さんに安心感を持ってもらうことが大切」と経営者の男性(38)は話す。

 三田市役所1階の市民課では4月、窓口にアクリル板やビニールシートを張った。シートにはくもりがあり、本人確認の際に顔が判別できない恐れがあったため、対面する部分だけをより透明なパネルに替えた。

 松下晋也課長は「本人確認がしやすく、コミュニケーションも円滑になった」と歓迎している。

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