三田

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春日さんの畑になったさんだくり南瓜=東山
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春日さんの畑になったさんだくり南瓜=東山
半分に切ると断面がハート形に=東山
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半分に切ると断面がハート形に=東山
ヘタがコルクのように割れてきたら収穫の時期=東山
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ヘタがコルクのように割れてきたら収穫の時期=東山

 クリのような甘さからその名が付いた兵庫県三田市の特産カボチャ「さんだくり南瓜(なんきん)」が収穫の時期を迎えている。昼夜の寒暖差が大きい三田ならではの気候が生きて、糖度が高く、食感はほくほくで煮てもよし、焼いてもよし。ポタージュやコロッケはもちろん、スイーツにも合うと人気だ。縦に切った断面に現れる「金色のハート」に、あなたは何を思い浮かべますか? (喜田美咲)

 さんだくり南瓜は一般的なカボチャに比べて皮が薄く、濃い黄色の果肉がぎっしりと詰まり、さらにお尻がとがって「ハート形」をしているのが特徴だ。赤いハートと言えば「愛情」や「喜び」を思い浮かべるが、金色なら何だろう?

 JA兵庫六甲の販売担当、今村里玖さんに尋ねると「『元気』ですねえ」。昼はぽかぽかの陽気ですくすく育ち、夜は気温が低くなるため、活動を抑えて栄養を蓄えるという。

 三田のまちが元気になる野菜を育てよう-。JAが15年前に呼びかけ、今は100軒近い農家が生産している。5月ごろに植えて8~9月にかけて収穫し、2週間ほど風通しのいいところで熟成させてから出荷する。東山地区で酪農や農業を営む春日敏和さん(58)は5年前から育て始めた。酪農の合間に育てられるとして選んだが、皮が薄い分、デリケートで傷付きやすく、変色しやすい。このため、日焼け予防に紙をかぶせたり、伸びた茎が表面に当たらないようにしたりと目をかける必要がある。

 ヘタがコルクのように乾燥して割れてきたら収穫のタイミング。今年は苗約100本から150個を超える実がなり、長梅雨で根腐れを心配したが、無事にふっくらとした濃緑の“元気カボチャ”に仕上がった。

 11月ごろまでJAの直売所「パスカルさんだ一番館」(川除)や阪神間の量販店に並べる。一番館ではポタージュのフリーズドライも販売している。

 ちなみにカボチャを「ナンキン」と呼ぶのは関西特有で、「出雲なんきん」は島根県が天然記念物に指定する「金魚」を指す。カボチャは九州の一部で「ナンバン」、東北や関東の一部で「トウナス」と呼ぶ場所もあるという。

 なぜ、さんだくり南瓜を「ナンキン」と呼ばせたのだろう? 実はJAの今村さんも悩む。「関西でカボチャをそう呼ぶからとしか…、よく分かりません」

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