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 兵庫県三田市議選(27日告示、10月4日投開票)に立候補を予定する北摂三田ニュータウンの住民が、過去最多の13人に上ることが24日、分かった。ニュータウンへの入居開始から来年で40年。今や市内有権者の54%がニュータウン住民だが、市議の定数に占める割合は30%程度にとどまる。立候補者が増える背景には「ニュータウンの声が市政に届いていない」という住民の思いもあるようだ。(高見雄樹)

 市議選にニュータウン(フラワー、ウッディ、カルチャーの各タウン)から立つ人は、4年前の前回から2人増える見通しだ。市全体では前回を5人ほど上回る過去最多の立候補者が見込まれている。

 歴史をひもとくと、最初のニュータウン出身議員は1984(昭和59)年に誕生している。最も入居が早かった武庫が丘2丁目で、自治会長だった中西博夫(はくお)さん(96)が立候補して初当選。2004年まで5期20年間市議を務めた。1981年に第1次の宅地分譲が始まり、入居開始から3年足らずでフラワータウンに市議が生まれた。

 人口増加率日本一を続けていた92年には、ウッディタウンからも2人の新人が当選して4人となった。96年以降も立候補者は年々増えたが、当選者は2000年から7人程度と横ばいの状況が続く。

 市全体の有権者に占めるニュータウンの割合は、1996年に40%を突破するなど急上昇した。その後も徐々に増え、2008年に50%を上回った後、今年9月現在では54%となっている。一方、市議会の定数に占めるニュータウン出身議員の割合は、12年に初めて30%を超えた程度で増え方が緩やかだ。

    ◇

 「新三田駅ホームには階段しかなく、駅周辺も30年前と変わっていない。どうして?」

 2年前の冬、ウッディタウンの居酒屋で地元選出の市議と自治会長が交流を深めていた。場が和むと、三田駅周辺とのまちづくりの差に話題が向いた。

 18年度の1日当たり平均乗車人員を比較すると、約1万7900人の三田駅に対して新三田駅は1万4400人(市統計書)。遜色ない数字だが、駅前再開発が最終章に差し掛かった三田に比べ、土地区画整理事業の伸展でようやく大手コーヒーチェーンの店舗がオープンした新三田周辺との差は明らかだ。

 「駅の施設改修が進まず、周辺の開発も遅れている。地元の声が届いていないからでは」「一定の利用者がいるのに飲食店が何もない状態を、これ以上放置していいのか」。議論が盛り上がった後、全員の意見が一致した。「(代弁者である)市議を増やさないとダメだ」

 「自身と同じ小学校区から、市議選にもう1人の候補者が出ても構わない」とまで言い切る市議もいたという。

 定数22の市議会で、ニュータウン出身者が過去最多となるのか。現職が安定感を示すのか。コロナ禍の影響は-。注目の市議選は2日後に告示される。

■「ネオポリスの螺旋」情報、意見など募集

 三田市のまちづくりと住生活を考えるシリーズ「ネオポリスの螺旋(らせん)」はこれからニュータウンの今について取り組みます。にぎわい創出やコミュニティーの再生、まちの魅力発信などについて情報、ご意見をお寄せください。電話、メール、郵送、ファクスでお願いします。(北摂総局)

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