三田

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北海道浦河町(町提供)
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北海道浦河町(町提供)
「赤心社」を設立した旧三田藩士の胸像。左端が澤茂吉、右端が鈴木清、中央は会津藩士の西忠義=北海道浦河町(歴ネット提供)
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「赤心社」を設立した旧三田藩士の胸像。左端が澤茂吉、右端が鈴木清、中央は会津藩士の西忠義=北海道浦河町(歴ネット提供)
澤茂吉の生家近くに掲げられた案内板=三田市屋敷町
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澤茂吉の生家近くに掲げられた案内板=三田市屋敷町
赤心社が浦河町に入植した当時(1885年)の様子(町提供)
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赤心社が浦河町に入植した当時(1885年)の様子(町提供)
神戸新聞NEXT
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神戸新聞NEXT

 旧三田藩士が明治期に立ち上げた北海道開拓団「赤心社(せきしんしゃ)」が今年で設立140年となり、ルーツのある北海道浦河町に、兵庫県三田市が友好都市提携を呼び掛ける検討をしていることが分かった。浦河町の礎を築いた「ゆかりの地・三田」は町内で知名度が高く、三田市でも最近、市民団体を中心に交流が活発化して浦河の名が広まっている。提携すれば国内2カ所目の自治体になる。(小森有喜)

 三田市の森哲男市長が神戸新聞の取材に明かした。

 浦河町は北海道のほぼ南端にあり、競走馬の育成や日高昆布の生産で有名。町役場荻伏(おぎふし)支所には九鬼家の家臣だった三田藩士ら3人の胸像が建っている。赤心社の初代社長となった鈴木清、現地で指導者を務めた澤茂吉(しげきち)…。2人は町立小学校の教科書副読本にも出ているほどだ。

 浦河では入植者の子孫らが三田に“里帰り”するイベントをたびたび企画していたが、三田で浦河に注目する動きが出たのは2017年ごろ。NPO法人「歴史文化財ネットワークさんだ」(歴ネット)の有志が訪ねて赤心社の歴史を調べ、三田市民向けの企画展を開いた。

 市商工会も浦河町内で三田特産食材の試食会を開いたり、市内のイベントで浦河特産のスモークサーモンを提供したりする事業を展開。こうした動きに三田市も澤茂吉の生家(屋敷町)近くに案内板を設置した。

 昨年11月には池田拓(ひらく)・浦河町長が三田市を初めて訪問した。対談した森市長は「赤心社は三田市民にとって大きな誇り。歴史に基づいた関係性を大切にしたい」と友好都市提携を考えるようになったという。

 池田町長は取材に「明治時代からの縁を大切にしたい。(提携は)ありがたい話で大歓迎。コロナ禍が明ければ協議を活発化させたい」と前向きに語った。

 三田市の国内友好都市は、11年に提携を結んだ三重県鳥羽市が第1号。九鬼家は戦国時代に水軍を率い、江戸時代に幕府の意向で三田へ領地替えになるまで鳥羽城主を務めた。

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